ライ=嘘つきの物語。
『朧の森に棲む鬼』
2007.2.8@松竹座
めぐたんに誘って頂いて、観に行ってきました♪
舞台って、まだ数えるほどしか観たことがないんやけど、
サダヲっち見たさで、ここ最近行く機会が増えてきたですよ☆
んが、果たしてこれは良い傾向なのか悪い傾向なのか。
新しい分野の開拓だー!なんつってワクワクしたりはしますが、
なにせ舞台はチケ代がねー。
このクラスの舞台になると、1回のチケ代でロティカとかキャプとかゲルとか、
3回4回と観に行けちゃうかんねー。
ハマったら、エライコトになりそうです。
ってかもう遅い気もします。
すでにもっかい行きたい病が発症中。。。
さて劇団新感線の公演。ののてぃ今回が初体験でした♪
観劇する前に持ってた新感線さんに対するイメエジはというと。
とりあえず派手でアクロバティック。あと、なんや小難しい。
大人計画さんのような、ちょっと抽象的なお芝居なのかなと。
そんな風に思ってました。ザ・テキトー。
んで実際観た印象はというと。
思ってたより、1.5割増しで迫力あったよ@ステエジング!
それに衣裳やら舞台セットやらがもうやたらと美しく、目に楽しい!
とにかく、ビジュアル的にかんなり好み☆
特に髪型=カツラがお気に召しちゃいました。
サラッサラの長髪が翻る様とか、たまらんちん♪(≧▽≦)
お芝居自体は思ってたのと違って、実に単純明快で。
とか言うと中身がないみたく聞こえて、語弊があるかもしれやんけど、
無論そういうことではなく。
とっても解りやすいし、感情移入しやすいお芝居やったという意味です。
例えば茶の間のテレビで観てても、全然楽しめる=理解できるような。
(もちろん生で観る迫力とか臨場感みたいなものは別にしてね)
もっともこれは今回の演目に限ったことなのかもしらんけど。
登場人物=役者さんについて。
主人公ライ。
人を騙し貶めてのし上がり、中身は漆黒に染まってくほどに、
どんどん煌びやかに美しくなってく人。鬼?
怖かったなぁ。あんな人おったらかなんよなぁ。
でも、あかんと思いつつ、惹かれてしまうのもなんか解るよなぁ。。。
美しいモノ・魅力的なモノには、毒・棘がある。の典型的な例やね。
愛する人の心を自分でいっぱいにできるなら、それが憎しみでも愛情でも
どっちでもええなんて、すげいよね。
愛された方の都合は一切顧みない、ひどい愛し方ではあるけど。
ある意味貫徹した愛し方よね。
ってか染五郎さんカッチョ良かった☆
失礼なお話ですが、ののてぃ今回のお芝居で初めて彼をかっちょ良いと思ったですよ☆
今までテレビで観てても、全然食指動かへんだんやけど、
まぁライを演じる彼の男前なこと!(*≧m≦*)
着物での立ち居振る舞いが、ほんまに存在感あって綺麗でさぁ。
ほとんど狂気のように己の欲望にとことん忠実な様が、なんとも妖艶でさぁ。
この方は、舞台で観るべき人なんやな~とつくづく思いました。
てかお父様にほんまよう似てきはったよねぇ!
そんでもって、そんなライを心から慕う弟分キンタ☆
腕っぷしの強い、でもどうしようもなくバカで正直な愛すべきキャラ。
ライに裏切られてもなお、その真っ黒なライの心の中に針の穴くらいの光
=自分への愛情をしっかり見出してしまう辺りが、健気で大そう切ない。
てかもう何なんでしょうねサダヲさんは…!(´△`)
素敵にもほどがあります☆☆☆
笑いを取る場面ではがっちり笑わせ、シリアスな場面ではしっかり切ない想いに引き込む。
出しゃばることなく堅実に脇を固める役に徹しながら、その存在感たるや決して
主人公に勝らずとも劣らないモノがあって、もうほんま稀有な存在やなぁと☆
(え?褒めすぎ?ファンの欲目じゃ!悪いか!)
凄いよねぇ。凄い役者さんよねぇ。
で、そんな凄いのに、かわゆいのよねぇ~♪♪
もう観る度に大好きになります☆☆☆
でもって存在感と言うたらもう一人、古田新太さん。
=非情な盗賊の頭領にして、ライがなんとしても手に入れようとする
女武将・ツナの生き別れた兄・マダレ。
基本的にはものっそいシブイ役どころやのに、新太さんが演じるとどうにも
タダでは済まへん感じで。
特に新太さんの顔芸は、もう卑怯なまでに素晴らしく☆
他の役者さんの表情はあんまりはっきり見えへんだのに、
彼の表情だけはめちゃ分かるってどういうことなん。
そのくせ、声とか恐ろしくオットコマエでさぁ。
演じる役どころも、ここぞってとこではオットコマエでさぁ。
もうそのギャップにやられまくりですた☆
印象深かった場面。
サダヲ&検非違使ミニリサイタル☆
一体何やったんやろ。サービスタイム?
意味分かりませんけど、めっちゃ面白かったです。
ほら貝マイクがイカス超☆
振付とか80年代アイドル風やの♪かわゆいったらもう♪
2,3曲歌ってくれても良かったのにね!←何見に来たお前
オオキミ毒殺のシーンは、切なかった。
なんやねん、実はかなり鋭くてええヤツやん!へちゃむくれ!みたいな。
シキブはバカよねぇ。。。愛されてたのにねぇ。。。
最後、ライが命尽き果てるシーン。
なんともライらしく壮絶な最期。
森が真っ赤に染まっていく様がなんとも美しく、恐かった。
なんか今後は最恐の朧となってあの森支配して、色んな人をたぶらかして
貶めまくりそう。やっぱこえ~~~。(>_<)
とまぁそんなこんなで、とっても面白かったです☆
何と言うか、多分このお芝居は、お客さんに何かを深く考えさせようって
意図はあまりないのかな。と思ったです。
あくまでエンターテイメントとして、ワクワクドキドキハラハラケラケラ
楽しんで観てくれれば良いや☆みたいな。
ストーリー的に、主人公が悪役やし結構シリアスではあるんやけど、
なんかあんまり深刻さを感じさせへんだりするのな。
すんごい切なかったり、悲しかったり、やるせなかったりする部分が多々あって、
エンディングも壮絶やったりするのに、観た後の気分は不思議な位スッキリ爽快。
なんとも後味の良いアッケラ感が良いなぁと思いました。
まぁシリアス言うても、劇中、笑いがいっぱいちりばめられてたしね~。
暗いイメエジがなかったのは、そのせいもあるんやろうけど。
この笑いに関してはほぼ、サダヲっちと新太さんの独壇場な感じでした。
この二人はもう、舞台におるだけで笑えるんやもんさ。ずるいでほんま。
あとこの爽快感は、物語の展開のスピード感にも由来するのではないかしら。
新感線さんの舞台は、とにかくシーンの切り替わりが早くて上手い!
楽しく見せるシーン、シリアスに見せるシーン、が次々と目まぐるしく、
でも無理なく展開されてって、気がつくとぐいぐいお話に惹き込まれてるって具合☆
例えばさっきまでふざけてた人が、次の瞬間には鬼の形相になったり、
無残に切り殺されたり。
そんな風にふいを突かれるたび、すんごくドキドキしちゃいました。
ほんまにねぇ、もっかい観に行きたい・・・☆
もうすぐ千秋楽よねぇ。。。あ~。。。
『朧の森に棲む鬼』
2007.2.8@松竹座
めぐたんに誘って頂いて、観に行ってきました♪
舞台って、まだ数えるほどしか観たことがないんやけど、
サダヲっち見たさで、ここ最近行く機会が増えてきたですよ☆
んが、果たしてこれは良い傾向なのか悪い傾向なのか。
新しい分野の開拓だー!なんつってワクワクしたりはしますが、
なにせ舞台はチケ代がねー。
このクラスの舞台になると、1回のチケ代でロティカとかキャプとかゲルとか、
3回4回と観に行けちゃうかんねー。
ハマったら、エライコトになりそうです。
ってかもう遅い気もします。
すでにもっかい行きたい病が発症中。。。
さて劇団新感線の公演。ののてぃ今回が初体験でした♪
観劇する前に持ってた新感線さんに対するイメエジはというと。
とりあえず派手でアクロバティック。あと、なんや小難しい。
大人計画さんのような、ちょっと抽象的なお芝居なのかなと。
そんな風に思ってました。ザ・テキトー。
んで実際観た印象はというと。
思ってたより、1.5割増しで迫力あったよ@ステエジング!
それに衣裳やら舞台セットやらがもうやたらと美しく、目に楽しい!
とにかく、ビジュアル的にかんなり好み☆
特に髪型=カツラがお気に召しちゃいました。
サラッサラの長髪が翻る様とか、たまらんちん♪(≧▽≦)
お芝居自体は思ってたのと違って、実に単純明快で。
とか言うと中身がないみたく聞こえて、語弊があるかもしれやんけど、
無論そういうことではなく。
とっても解りやすいし、感情移入しやすいお芝居やったという意味です。
例えば茶の間のテレビで観てても、全然楽しめる=理解できるような。
(もちろん生で観る迫力とか臨場感みたいなものは別にしてね)
もっともこれは今回の演目に限ったことなのかもしらんけど。
登場人物=役者さんについて。
主人公ライ。
人を騙し貶めてのし上がり、中身は漆黒に染まってくほどに、
どんどん煌びやかに美しくなってく人。鬼?
怖かったなぁ。あんな人おったらかなんよなぁ。
でも、あかんと思いつつ、惹かれてしまうのもなんか解るよなぁ。。。
美しいモノ・魅力的なモノには、毒・棘がある。の典型的な例やね。
愛する人の心を自分でいっぱいにできるなら、それが憎しみでも愛情でも
どっちでもええなんて、すげいよね。
愛された方の都合は一切顧みない、ひどい愛し方ではあるけど。
ある意味貫徹した愛し方よね。
ってか染五郎さんカッチョ良かった☆
失礼なお話ですが、ののてぃ今回のお芝居で初めて彼をかっちょ良いと思ったですよ☆
今までテレビで観てても、全然食指動かへんだんやけど、
まぁライを演じる彼の男前なこと!(*≧m≦*)
着物での立ち居振る舞いが、ほんまに存在感あって綺麗でさぁ。
ほとんど狂気のように己の欲望にとことん忠実な様が、なんとも妖艶でさぁ。
この方は、舞台で観るべき人なんやな~とつくづく思いました。
てかお父様にほんまよう似てきはったよねぇ!
そんでもって、そんなライを心から慕う弟分キンタ☆
腕っぷしの強い、でもどうしようもなくバカで正直な愛すべきキャラ。
ライに裏切られてもなお、その真っ黒なライの心の中に針の穴くらいの光
=自分への愛情をしっかり見出してしまう辺りが、健気で大そう切ない。
てかもう何なんでしょうねサダヲさんは…!(´△`)
素敵にもほどがあります☆☆☆
笑いを取る場面ではがっちり笑わせ、シリアスな場面ではしっかり切ない想いに引き込む。
出しゃばることなく堅実に脇を固める役に徹しながら、その存在感たるや決して
主人公に勝らずとも劣らないモノがあって、もうほんま稀有な存在やなぁと☆
(え?褒めすぎ?ファンの欲目じゃ!悪いか!)
凄いよねぇ。凄い役者さんよねぇ。
で、そんな凄いのに、かわゆいのよねぇ~♪♪
もう観る度に大好きになります☆☆☆
でもって存在感と言うたらもう一人、古田新太さん。
=非情な盗賊の頭領にして、ライがなんとしても手に入れようとする
女武将・ツナの生き別れた兄・マダレ。
基本的にはものっそいシブイ役どころやのに、新太さんが演じるとどうにも
タダでは済まへん感じで。
特に新太さんの顔芸は、もう卑怯なまでに素晴らしく☆
他の役者さんの表情はあんまりはっきり見えへんだのに、
彼の表情だけはめちゃ分かるってどういうことなん。
そのくせ、声とか恐ろしくオットコマエでさぁ。
演じる役どころも、ここぞってとこではオットコマエでさぁ。
もうそのギャップにやられまくりですた☆
印象深かった場面。
サダヲ&検非違使ミニリサイタル☆
一体何やったんやろ。サービスタイム?
意味分かりませんけど、めっちゃ面白かったです。
ほら貝マイクがイカス超☆
振付とか80年代アイドル風やの♪かわゆいったらもう♪
2,3曲歌ってくれても良かったのにね!←何見に来たお前
オオキミ毒殺のシーンは、切なかった。
なんやねん、実はかなり鋭くてええヤツやん!へちゃむくれ!みたいな。
シキブはバカよねぇ。。。愛されてたのにねぇ。。。
最後、ライが命尽き果てるシーン。
なんともライらしく壮絶な最期。
森が真っ赤に染まっていく様がなんとも美しく、恐かった。
なんか今後は最恐の朧となってあの森支配して、色んな人をたぶらかして
貶めまくりそう。やっぱこえ~~~。(>_<)
とまぁそんなこんなで、とっても面白かったです☆
何と言うか、多分このお芝居は、お客さんに何かを深く考えさせようって
意図はあまりないのかな。と思ったです。
あくまでエンターテイメントとして、ワクワクドキドキハラハラケラケラ
楽しんで観てくれれば良いや☆みたいな。
ストーリー的に、主人公が悪役やし結構シリアスではあるんやけど、
なんかあんまり深刻さを感じさせへんだりするのな。
すんごい切なかったり、悲しかったり、やるせなかったりする部分が多々あって、
エンディングも壮絶やったりするのに、観た後の気分は不思議な位スッキリ爽快。
なんとも後味の良いアッケラ感が良いなぁと思いました。
まぁシリアス言うても、劇中、笑いがいっぱいちりばめられてたしね~。
暗いイメエジがなかったのは、そのせいもあるんやろうけど。
この笑いに関してはほぼ、サダヲっちと新太さんの独壇場な感じでした。
この二人はもう、舞台におるだけで笑えるんやもんさ。ずるいでほんま。
あとこの爽快感は、物語の展開のスピード感にも由来するのではないかしら。
新感線さんの舞台は、とにかくシーンの切り替わりが早くて上手い!
楽しく見せるシーン、シリアスに見せるシーン、が次々と目まぐるしく、
でも無理なく展開されてって、気がつくとぐいぐいお話に惹き込まれてるって具合☆
例えばさっきまでふざけてた人が、次の瞬間には鬼の形相になったり、
無残に切り殺されたり。
そんな風にふいを突かれるたび、すんごくドキドキしちゃいました。
ほんまにねぇ、もっかい観に行きたい・・・☆
もうすぐ千秋楽よねぇ。。。あ~。。。