のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

胸に迫る、『石田徹也』の絵

2013-10-31 14:47:29 | 日記

 かつてテレビで見た画家の絵は、当時の私の心に、深い共感とともに、強烈な衝撃を与えるものだった。

            

                           「飛べなくなった人」

                    

                                    「囚人」

 

 画家の名は、石田徹也。

              

 武蔵野美術大学卒業後、アルバイトをしながら絵を描き続け、2005年、31歳の若さで、踏切事故で亡くなった。

 

 今秋から来年初めにかけて、「足利美術館」を皮切りに、幾つかの美術館で、彼の展覧会が開かれる。

 それを受けて、9月29日の「日曜美術館」で、石田徹也の絵が再び取り上げられた。

 

 (番組で紹介された、彼の絵の何枚か)

              

                        「トイレへ逃げ込む人」

           

                         「社長の傘の下」

     

                 「荷」                                  「兵士」

            

                       「燃料補給のような食事」

 

 石田徹也が亡くなって、8年。

 その間に開かれた彼の展覧会を観た人たちは、一様に彼の絵に強い共感を覚え、その気持ちを『展覧会ノート』に綴られている。

 (その『展覧会ノート』に書かれた、何人かの方の言葉)

       「今を生きる人の心の叫びが響いてくる」

       「見ている間ずっと鳥肌立ちっぱなし」

       「絵の中に魂が詰まっている」

       「60ババアがほろほろと泣きました」

       「生きるって苦しいよね」

       「こんなにもわかってくれる人がいたんだというホッとした気持ち」

       「私は生きていくのがとても切なく自殺を考えることがある。“切ないのは君だけじゃないんだよ。他にも切ない人がいるんだよ”と言っている    

        ような気がします」

 

 組織にがんじがらめにされ、自由を奪われて、モノのように扱われる、若者やサラリーマンたち。

 生きにくい今の世の中で苦しんでいる人たちの気持ちを、彼の絵が代弁してくれていることがよく分かる。

 私が彼の絵から受けた衝撃も、上の展覧会ノートの言葉と同じようなものだった。

 

 ただ今回の番組で初めて見た、2枚の彼の絵(下の写真)は、私に新たな課題を突き付けるものだった。

        

                             「彼方」

              

                                    「捜索」

 

 上の二つの絵は、私がこれから向き合わなければならない≪死≫をテーマにしたものだ(と思う)。

 特に上の絵は、病と死の苦しみを、情け容赦なく描いているように思われる。

 私は、この絵を見ながら、果たして私は、病の苦しみと死の恐怖を乗り越え、生を全うすることができるだろうか?と、自問する。

 今のところ、答えは出ない。

 でもとにかく、私はこの絵から目をそむけることなく、これからの自分の人生をシッカリ歩んでいかなければ、と思う。

 

 それにしても、こんなに才能にあふれた彼が31歳の若さで夭折されたことは、本当に残念だ。

 踏切事故による死ということで、自殺の疑いもあると言われているそうだ。

 彼の生活振り、物事の突き詰め方を見ていると、その可能性が無くもないような気もしてくる。(これは、全くの私見だが)

 彼の最後の作品になった「自画像」を見ていると、その思いが強くなってくるような気もするのだが‥。

             

 

 でも、それはさて置き、彼の絵が、多くの人々と人生の辛さを共有することで、人々を癒し励まし続けていることは、間違いない。

 彼の絵は、あらゆる意味で、人々の心に深く沁み入るものだ。

 私も、彼から与えられた課題を心の中でじっくりあたためながら、残りの人生を歩んでいきたいと思っている。

 

 

 

            

 

 

 

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