四方を海に囲まれた天草
熊本県三角から天草五橋と呼ばれる五つの橋のうち一号機を渡りを大矢野島。
二号機~五号機を渡り上島へ
天草瀬戸大橋を渡り下島まで。
天草は、ほかにも小さい島々いくつもからなっています。
三角からはフェリーで長崎の島原半島に行くことも出来ます。
熊本と長崎は隣接した県ではないのですが
島原半島と天草はとても近いのです。
1637年島原の有馬村で積年の重い年貢に対する反発と、キリスト教弾圧が爆発し
16歳の天草四郎を総大将として一揆『天草 島原の乱』が勃発しました。
そういう歴史のある天草です。
熊本といえば阿蘇には何度も行っているのですが、まだ行ったことのない天草に行こうと
ノリノリで計画を立てるオットに、ワンコ連れで泊りがけはちょっとめんどくさいと思う私でしたが
ペットOKの民宿をさがしたりしている姿を見て、これは行かずばなるまい・・・と重い腰を上げたのでした。
荷物の8割はワンコのための道具でしたが、それを積み込み、朝8時に出発。
高速道路で1度の休憩を挟みながら松橋(まつばせ)インターで降り、一気に天草の先端のほうまで行きました。
大江天主堂
キリスト教解禁後初めて立てられた教会で、現在の教会は昭和8年、天草の伝道に生涯をかけた
ガルニエ神父が地元住民と協力して立てたものだそうです。
ここに立ち寄ったとき、ご近所のおばちゃんに話しかけられ(ワンコ連れだと、ほんとによく話しかけられるのです)
おしゃべりしましたが、このあたりの人は、カトリック教徒が多いそうです。
この下の写真、協会の敷地内ですが、右上にお墓が写っています。
墓石の上には十字架があります。
このあたりだけでたくさん見かけたのですが
形は和風というかごく普通の感じなのにその上に同じ石で十字架が彫られているのは珍しいと思いました。
次は、崎津天主堂。
ひっそりとした漁村にたたずむゴシック様式の教会で『海の天主堂』とも呼ばれるそうです。
教会の中は畳敷き
鯉の池のそばにルルドの聖母像
不思議な和洋折衷の教会が、また天草らしいということなのでしょう。
大江と崎津、2つの天主堂を建てた大工の棟梁は同じ人物で、鉄川与助です。
ちなみに、この人は五島のカトリック教会も多数手がけているそうです。(オット調べによる・・・夏休みの宿題レポートみたい・・・・笑)