ともちゃんの のんびり登山教室

分県登山ガイド「大阪府の山」(山と渓谷社)著者の岡田知子が
ご案内する登山教室。
のんびり、ゆるゆると山に登ります。

2018年7月24-25日 おてがる北アルプス! 西穂独標

2018-08-27 15:12:14 | 人数限定登山


この夏の炎暑(!)を逃れて、ロープウェイで一気に標高2,156mまで。
日本唯一の2階建てのロープウェイ。うっかり(?)2階に乗ってしまいましたが、1階のほうが
ずいぶん空いていました。








さて、西穂山荘に向かって出発ー!








キヌガサソウ(メランチウム科キヌガサソウ属)がたくさん咲いていました。でっかい!








コイチョウラン(ラン科コイチョウラン属)も見つけました。








すぐそばにはイチヤクソウ(ツツジ科イチヤクソウ属)も。








ゴゼンタチバナ(ミズキ科ミズキ属)も満開。








ギンリョウソウ(ツツジ科ギンリョウソウ属)。これがツツジの仲間だとは?!








ウスタケ(ラッパタケ科ラッパタケ属)を見つけました。変な形。








マイヅルソウ(スズラン亜科マイヅルソウ属)も可愛い。








ハクサンフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)。








トリカブト(キンポウゲ科トリカブト属)。








ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)の群落。







西穂山荘に到着!








食堂の大きな窓から、周辺の山々を見ながら食事できます。









温かい食事と生ビール!最高です!








幸せだなあ!








部屋の窓から、日の入りの瞬間を見ることができました。








涼しく快適な夜を過ごした後は、おいしい朝食!








腹ごしらえして、独標に向けて、いざ出発!








焼岳がよく見えました。








丸山に到着。
「マル~!」とポーズして撮影。







その様子を、ホシガラスが呆れて見ていた・・・かどうか。








リンネソウ(スイカズラ科リンネソウ属)。茎が二股に分かれて花を付けることから「メオトバナ
(夫婦花)」と呼ばれていたとか。

分類学の基礎を築いたカール・フォン・リンネがこの植物を愛好しており、この種を記録した際に
自らの名前を学名(属名Linnaea borealis L.)に付けた。和名もそれにちなんでいる。
(ウィキペディアより)








花びらに毛がないのがイワギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属)。








花びらの縁に毛のあるのがチシマギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属)。







ミヤマダイコンソウ(バラ科ダイコンソウ属)。








トウヤクリンドウは、まだつぼみでした。








可愛い花々がしんどさを紛らしてくれます。








上高地がよく見えます。バスターミナルにバスが行儀よく並んでますね。








視線を移すと、ロープウェイが見えました。








西穂独標に到着~!







上りの途中で見たトウヤクリンドウが、下山時には花が開いてました!








西穂山荘に戻ってきました。別館ではお土産物のほか、コーヒーやお酒、名物の西穂ラーメンも
提供しています。








じゃーん!これが名物の西穂らーめん!!飛騨高山の極細縮れ麺の生麺を使っているので、標高が
高くて沸点が90℃くらいでも芯が残りません。こだわりのオリジナルスープがおいしいラーメンです。









満腹になったところで、下山開始。








早い時間なので下山のロープウェイはガラ空き。

平湯温泉「ひらゆの森」でさっぱりしてから、炎暑の関西に帰ったのでした。




涼しい山に逃げ出したくなったらメッセージください。

                      

講座の予定です。
























2018年7月22-23日 久しぶりの木曽駒ケ岳 花の名前が思い出せない!

2018-08-23 23:02:16 | その他
同期の登山ガイドに声をかけてもらい、旅行会社のバスツアーのお手伝いに行きました。

半年ほどかけていろいろな山に登り、最後は富士山にチャレンジするという企画のツアーです。
今回は高所の山小屋に泊まって、酸素が薄い状態で眠るのがどういうものか体感していただくため、
木曽駒ケ岳に登ります。








ロープウェイで2611mまで一気に上ります。










久しぶりに日本アルプスに来てみたら、花の名前が思い出せないことに、我ながら驚きました。
これはシナノキンバイ(キンポウゲ科キンバイソウ属)かな?
キンバイとキンポウゲの見分け方、忘れちゃった。








タカネグンナイフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)?
ハクサンフウロよりも色が濃いんだっけ?







イワギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属)またはチシマギキョウ。










チングルマ(バラ科ダイコンソウ属)の実。
これだけは分かる。けど、花の状態のときは分からないかも。







コマクサ(ケマンソウ亜科コマクサ属)も見られました!色が濃くてきれい!!
コマクサだけは分かります(笑)








ウサギギク(キク科ウサギギク属)。









木曽駒ケ岳の山頂。








イワツメクサ(ナデシコ科ハコベ属)。








富士山が見えました!
「来月はあそこに登るのねー」と、お客様がたは感慨深げ。








ヒメウスユキソウ(キク科ウスユキソウ属)。別名コマウスユキソウ。中央アルプスの砂礫地にだけ生える
希少種だそうです。








タテヤマリンドウ(リンドウ科リンドウ属)?








クロユリ(ユリ科バイモ属)も見ることができましたー!




一緒に高山植物を見に行きたくなったら、メッセージください。




                      

講座の予定です。
















2018年7月19-20日 四国剣山と一ノ森散策で避暑気分!

2018-08-23 17:44:10 | 特別企画
暑さから逃れて快適に歩きたいし、涼しく眠りたい!ということで、急遽、四国剣山1泊2日の登山を
企画しました。昨年のは日帰り弾丸登山だったのでリフトを使いましたが、今回は歩いて登ります。








まずは剣神社にご挨拶。いい登山ができますように。









標高1399mの見ノ越でも、日なたは暑かったのですが、登山道に入るとスッと涼しくなりました。








リフト下のトンネルをくぐります。








山頂が見えてきました。








ナンゴククガイソウ(ゴマノハグサ科クガイソウ属)。








ギンラン(ラン科キンラン属)?








シカが前を横切りました。剣山でもシカの食害があるそうですが、ササはまだ健在です。








シコクフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)。








タカネシュロソウ(ユリ科シュロソウ属)。








なぜか、しめ縄と紙垂で仰々しく飾られている一等三角点。








剣山頂上ヒュッテの夕食。アメゴ(アマゴ)の唐揚げがメインで、山菜のてんぷら、こんにゃく、
祖谷そばなど盛りだくさん。

なんと、山小屋なのにお風呂にも入れます!








夕食後は山頂で日の入りを見ました。








剣山の影が映る「影剣」を見ていたら、立派な角のシカがひょっこり現れました。なんてフォトジェニック!








徳島名物のすだちの入った日本酒を飲みながら夜を待ちます。








再び山頂に足を運び、夜空を見上げました。
高校・大学時代に天文同好会に所属していたMr.Dashが本領を発揮し、星や星座の解説をしました。

ヒュッテでは久しぶりに、肌寒いくらいの夜を過ごしました。よく眠れたー!夏の間中ここに住みたい気分です。








そしてまた山頂で、今度は雲海から上ってくる日の出を見ました。水が流れるように稜線を超える雲が
美しく、いつまでも見ていられました。







ヒュッテの外にあった温度計は、15℃をさしていました。この寒さ、下界に持って帰りたい!








ヒュッテの朝食。生玉子をゆで玉子に変更できます。








剣山の山頂を後にして、一ノ森に向かいます。








美馬市営の一ノ森ヒュッテ。フェンスの内側にはニッコウキスゲやシコクフウロがいっぱい。
「フェンスしなかったら一晩で食い尽くしちゃうんだよ、奴ら。」
と、小屋番のおやじさんが教えてくれました。








一ノ森には二つのピークがあります。まずは三角点峰で記念撮影。








そして、山名標示のあるピークでも写真を撮りました。








ここが「穴吹川源流の谷」。滝の前を通るとひときわ涼しい風が吹きました。








ウバユリ(ユリ科ユリ属)。







ギンバイソウ(ユキノシタ科ギンバイソウ属)。








なんと!一足早いキレンゲショウマ(アジサイ科キレンゲショウマ属)が花をつけていました!!
まだ花には早いと期待していなかっただけに、嬉しいサプライズでした。








不動ノ窟に入ってみました。中に水が流れていて、ひんやりした空気が漂っています。








下山は緩やかな道を選びました。祖谷川の源流があります。








再び剣神社でご挨拶。
「無事下山できました。楽しい2日間をありがとうございました。」

剣山木綿麻(ゆうま)温泉に寄ってさっぱりし、道の駅 貞光ゆうゆう館でお土産を買ってから帰りました。
はったい粉のジェラートを食べたり、名産の半田そうめんを買ったり、みんな大満足!






こんな快適な山旅がしたくなったら、メッセージください。





                      

講座の予定です。

















2018年7月15日 炎暑の高島トレイル・乗鞍岳!

2018-08-22 21:46:43 | 遊山の会(旧 週末日帰り登山教室)
今日は快晴!

普段なら「晴れたねー!」と喜ぶような青空ですが、とにかく暑くて困るというのが本音です。

涼を求めて滋賀県と福井県の境、ブナ林のある山を選んだというのに、今日の気温は京都で39度。
ここだけ涼しいというわけにもいきません。









冬はスキー場になるほどの豪雪地域。炎天下のゲレンデ歩きはきつい!










やっと樹林帯に入って、少しはマシになりましたが、やはり暑い。
「稜線に出たら、きっと風が吹いて涼しくなる、はず。」と、みなさんを励ましながら登りました。








写真では涼しげに見えるんだけどなあ。








あいにく、稜線に出ても無風状態。鉄塔のある場所は日陰もなく、またしても炎天下を上ります。









太陽が照りつける山頂で写真を撮り、急いで日陰に避難しました。

この後、お客様の一人の足が攣り、凍らせたペットボトルを当てて冷やしたり、芍薬甘草湯を
飲んだりして、なんとか帰りのバスに間に合うよう下山できました。

毎年こんな猛暑になるようなら、夏期の登山教室の行き先を考え直さなければ・・・。








                      


















2018年7月12日 和泉葛城山で滝とブナを見て、温泉でしめくくるゴールデンコース!

2018-08-20 20:49:58 | のんびり山歩の会
岸和田駅からタクシーで牛滝山・大威徳寺まで。







紅葉が有名で、秋には観光客でごったがえす境内ですが、今日は誰もいません。緑のカエデも
きれいなんだけどね。







一ノ滝に来ると、涼しい風が吹いています。
「天然のクーラーや!」
「この風を持って帰りたい!」






二ノ滝、三ノ滝を見ながら遊歩道を歩き、錦流ノ滝に着きました。






落ち口近くの飛び石を渡り、沢を離れます。







沢沿いの道は涼しかったけれど、山道は風がなくて暑い!






丁石でもある地蔵が励ましてくれます。







二十一丁地蔵のあるところが、山道の終点。舗装道に出ます。








車道をしばらく歩き、ブナのある林に設置されたボードウォークへ。







ブナが美しい森林を歩きます。







山頂までは、石段を上ります。







山頂に背中合わせに建つ2つの神社。和歌山側の八大竜王社で記念撮影。








山頂にある展望台。








展望を楽しめるのはいいけれど、センスのないラクガキにはうんざり。








尾根道を下り、蕎原に向かいます。蕎原でかいづか温泉リゾート「ほの字の里」に寄りました。
汗を洗い流してさっぱりし、コミュニティバスで水間鉄道の水間観音駅に向かいました。







いい雰囲気の駅舎!大阪府でありながら、ちょっとした旅行気分を味わえました。




こんな旅気分を味わいたくなったら、メッセージください!