ブログ「社会科学者の時評」様が、「■ 事実にもとづかない狂気の田母神発言 ■」で、『朝日新聞』2009年8月25日朝刊の記事,「広島平和記念式『被爆者ほとんどいない』田母神氏が演説」を参照し、田母神氏の言動を批判しています。
当方も、田母神氏の言動は「調子に乗りすぎ!」と不快ですね。
田母神氏の広島平和記念式講演については、本ブログ「田母神氏は、憂国意識も結構だが、調子に乗りすぎですね!」でも書きましたが、天木直人氏が再三、ブログで「講演は日付を変えるべきだ」、同日、同場所で、「平和式典を否定」する講演は、「唯一の被爆国日本が世界中で恥を書く事になる」と警告していました。
更に、田母神氏については、ブログ「カナダde日本語」様が、『靖国神社での田母神の演説に抗議したカナダ人が事情聴取を受ける』で、8月15日に、田母神氏の靖国神社での講演を「日本の恥」と言及していました。
この度の朝日新聞の記事では、6日の広島原爆の日に、広島で開催された平和記念式には、「被爆者はほとんどいない」「並んでいるのは左翼」と発言し、「左翼の大会なんです,あれは」とし,麻生首相が式であいさつしたことを「マンガです,ほとんど」と評したとし、関係者から批判されていると報道しています。
現在の平和記念式の様式には、紆余曲折の経過があったことは事実ですが、発言の根拠を「広島の知人がみんなそういっている」とし、「左翼の大会」と決め付けの発言は、調子に乗りすぎで、それを許した世の中を馬鹿にし過ぎですね。
「社会科学者の時評」様は、
”「この程度の人物の,妄想ばかりにもとづく,それも事実無根の広島被爆問題にかかわる「デタラメの極致をいく発言」が,誰にも咎められずにまかりとおっている。それこそ,マンガティックな社会世相といえる。はたして〈日本の社会:世論〉のありようは,その体質そのものに関して,原質的にもなにか問題がありそうである」”
と結んでいますが、混沌な世の中になってきたのでしょうね。