ここ、最近少し思ったことがあるのでこの記事を書きます。
少しこの話には色々な事情がまずある事をご理解ください。
私の所属するとあるコミュティについてのお話です。
とある方がお亡くなりになられました。
その方はAさん、BさんCさんとします。
BさんとCさんはもともと親しい友人でした。そしてAさんもその方と時々話すような間柄でした。
CさんとBさんが楽しそうにお話されているのを、私は数回聞いたことがあります。
三人ともとても楽しそうにしていて、私も不愉快な感じはしませんでした。
しかし、ある時ある事が原因でBさんがCさんに自分から離れてほしいという遠回しの内容のツイートをしました。
Cさんは、元々身体の病気をわずらっておりさらに精神的な疾患も抱えていました。
精神的な疾患を抱えている人は、その症状や感じ方も様々でCさんには仲が良かったBさんに対してエアリプをされた事を酷く悲しんでしまい人を介して「消して欲しい」と頼みました。
結局、AさんとBさんは生前の願いを受け入れずCさんは病気も重なりお亡くなりになりました。
Cさんがお亡くなりり、SNS上で討論になりました。
それは、以下の理由です。
・精神疾患を抱えた人はSNSをやるべきはない。
・そもそもエアリプであろうと言葉は凶器となるので、消すべきだった。
上記の総論について、大半の意見は「精神疾患を抱えた人はSNSをやるべきはない」という意見です。
しかしそれではどうでしょう?
SNSも一つの社会で、今や現実社会と変らないほど普及したSNSという文化。
精神疾患を抱えた人であろうと、自分の体調にあわせてセルフコントールできる人もいれば、そうではない人がいるのは当然です。
精神疾患を抱えた人というひとくくりにして見るのは、=個人の自由を奪う行為です。
確かに、「たかがエアリプ」という意見について私は賛同したくありませんが「平等」という観点からすれば一応この意見も取り入れなければなりません。
しかし、その「たかがエアリプ」に精神疾患の有無なしに傷ついてしまう人がいるのが現実です。
言葉は透明な刃物としましょう。
例えば、「〇〇さんうざいよね」と書いたとします。
気にしない人もいれば、もちろんその言葉で自分の事を言われているのかもしれないと思い気になる人もいます。
ではこの場合、誰が悪いのでしょうか?
一人の人間だけではなく、周囲の人間も傷つける可能性のある言葉を発信した人ですよね。
Cさんが余命いくばくもないと知れば本心ではくとも、多少譲り合いで消すのが優しさではないでしょうか。
Aさんは直接的な原因との主張でしたがCさんは、エアリプが原因で食事が喉を通らなくなったそうです。
では、Cさんもどうするべきだったのかのを整理してみましょう。
もちろん、これは故人の方も遺族も責めるわけではありません。
・Cさんの具合にあわせて、気が紛れる事を見つけるべきだった。
・Cさんの具合や持病をBさんが知っているなら、もう関わりたくない時点で黙って離れるべきだった。
これらは強制ではありませんが、タイミングが悪く重なって…とは言えません。
故人の最期の病状の悪化を知っていながら無視をした二人に腹が立ちます。
エアリプは時として、こういうケースもありえるものなのです。
私はこの事について何度でも言い続けますが、傷つけた自覚があるなら言葉を慎重に選ぶべきなのです。
スマイリーキクチのケースが有名です。
スマイリーキクチは今でも誹謗中傷が及ぼす被害について、訴え続けています。
海外では特に名指しで誹謗中傷をするので裁判沙汰になった事も多々あることです。
誹謗中傷で命を奪われた有名なケースを一つあげておきます。
アマンダ・トッドといういうある少女が、SNSで男性に裸の写真を要求され送ったところそれがSNS上に流され引っ越した先でも嫌がらせや学校の同級生の誹謗中傷は止まず心ない言葉や画像そして身体的に殴られるなどの壮絶なリンチをされた事も重なって彼女は命を自ら絶ちました。
アマンダについて「彼女に非があった」「未成年だったのだから、ネットの危険を知らず誰でもやってしまう失敗なのだから彼女を責めるのはおかしい」「彼女に裸の写真を要求して流した男が悪い」と意見は分かれました。
裸の写真を要求され送信してしまった事はアマンダは生前自分の事を軽はずみな行動をしたと悔いていました。
それでも、アマンダが悪いから誹謗中傷を浴びせ死に追いやっていいというのでしょうか?
アマンダ・トッドの誹謗中傷について考えさせられるきっかけを作った動画は今でもYouTubeで日本語字幕のついた動画が見られます。
精神的疾患を抱えた人はSNSをやるべきはない、たかがエアリプを気にするなら向いていないから辞めるべき、この意見も私は誹謗中傷に当たると思います。
私は皆さんに、以下の二つについて意見をお聞きしたいです。
・エアリプを気にして病むなら、精神的疾患を抱えた人はSNSをやるべきはない。
・故人の病状を知っているならそもそも昔から親交があるBさんは黙って離れるべきだったし、エアリプをするべきではなかった。
この二つについて、ぜひコメント欄で意見をお聞かせください。
もちろん、討論するつもりはありません。
ただ、「声」を聞きたいのです。
この記事を目にした皆さんはどう思うのか。
誹謗中傷で自分の人生を終わらせたくないですよね?
記事の終わりに、故人とご遺族の方に心からお悔やみを申しあげます。