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咲-Saki- 第140局 「攻防」 感想

2015-03-06 18:20:00 | 咲-Saki-
咲-Saki- 第140局 「攻防」

以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第139局 「窮鼠」 感想 )





 最後の親番で巻き返しを狙う由暉子ちゃんは南1局に24000点、続く1本場に12000点の和了りを見せた。そして、2本場もまた由暉子ちゃんに聴牌が入る。

 ドラ

 待ちの4面張でドラ2。リーチを掛けて出和了り7700点か9600点の2本付け、ツモれば親満。役なしですから、ここはロンオブモチでリーチを選択ですね。






 絶賛勢いに乗る由暉子ちゃんの親リーに対して、追っかけリーチを掛ける和。そして、由暉子ちゃんは和のメンタンピンドラ2に放銃し、由暉子ちゃんの親番による怒涛の追い上げは2連荘でストップとなりました。和の和了り、なら7700の2本場で8300ですが、なら8000の2本場で8600ですよね。






 「結果はどうあれ―― 後悔はしません」と毅然とした表情をしていた由暉子ちゃんですが、「たぶん――」と思ってしまうあたりやはり悔しいとは思うものですよね...。あるあるですけど、多面張で追っかけに突き刺さると内心「うわ・・・」と思うのは仕方のないことです。
 
 結果的には和に振り込む形にはなってしまったけど、あの手でオリるという選択はさすがにないですし、4面張ならダマではなく当然リーチだと思いますし。





 続く、南2局の由暉子ちゃんの配牌は9種10牌。そして、第1ツモでをツモってきたことで国士2向聴。9種9牌は一般的なルールなのでインターハイでも採用されているルールのようですが、由暉子ちゃんは流局させず国士を目指すことに。


 一方で、絹ちゃんは受け入れの広さについて悩いながら和了りを目指していた。



 ここからツモってきたを引き入れ、を切り、ツモ切りの方が良かったのかと悩んでいますが、個人的にもここは切りをすると思います。





 そして、ここからその後にツモってきたを引き入れて切り。ここでもの方が受け入れが広かったのでは?と後悔することに。確かにここは切りの方が良かったかなと思います。次巡にをツモっているのもさらに精神的に追い打ちをかけているという...。


 まぁ、「受け入れの広さ」は重要な要素だと思いますけど、聴牌時の待ちとかその後の好形変化とか打点とかも考慮に入れると、絶対的なものではないとは思うんですけどね。





 ブレてばかりの自分を見つめ直して、優秀なお母さんと姉を思い出す絹ちゃん。親が凄い人だったり、兄弟姉妹が優秀だったりするとまぁ色々と思うところはあるものですよね。誰よりも近くで尊敬するお姉ちゃんの凄いところを見ているからこそ、麻雀ではなくサッカーにブレて、でもやっぱり憧れのお姉ちゃんに近づきたくて麻雀に戻ってきて...。でもそんな迷いながらも歩んできた絹ちゃんの時間もまた今の絹ちゃんをかたちづくっているんですよね。

 


 
 絹ちゃんはまよった末にタンヤオ平和一盃口ドラ2の手を聴牌。作中では「タンヤオドラ2」としか書かれていないですが、この形なら平和と一盃口も付きますよね。リーチを掛ければ出和了り跳満ですが、ダヴァンの決闘を警戒してダマ聴にとる。






 続いてダヴァンも聴牌しますが、まさかのリーチ。絹ちゃんが聴牌していることも由暉子ちゃんが国士っぽい捨て牌であることも理解した上で、平和のみでリーチを掛けるダヴァン。リーチを掛けたら絹ちゃんが聴牌から一向聴に戻すことは今までの対局からも予想できますし、ダマの方が良かったような...。もちろん、絹ちゃんを降ろせるならそれでいいと思ったのかもしれないけど、国士を狙っている由暉子ちゃんがいるのだからダマでも良かったと思うのですが。


 前半戦の南4局でも「こういう手でリーチしていく普通の打ち方が出来ないのは 私もまたデュエルに縛られているということでしょウカ」と言ってダマにしていましたけど、今回はどうしてリーチを掛けたのでしょうね。





 立先生の日記でも指摘されていたように、ダヴァンの捨て牌ののようです。ということで、和は現物の切りで、絹ちゃんがそれをチー。


 そして、由暉子ちゃんが国士を聴牌し、捨てたを絹ちゃんがポンというサッカーのボール回し(?)のようなコンボから清一色聴牌へと手を変える。
 





 ゴールキーパー絹ちゃん登場!再度、決闘に入ったのでまたカウガール絹ちゃん降臨かと思いきやこのお姿にはダヴァンさんも驚きの表情を隠せないご様子。


 立先生の日記でも言われていましたが、絹ちゃんの背番号8はどうやら単行本では1になるようですね。まぁ、確かに今回の和了り牌もサッカーボールを意識しているかのようにですし、キーパーといえば背番号1というのも理解はできます。


 
 この状況でダヴァンが引いてきたのは。ダヴァンからしてみれば不運としか言い様がないですが、リーチをかけてしまったのが裏目に出てしまった形ですね。





 ブレて、悩んで、後悔して、そうやって歩いてきた絹ちゃんですが、その経験もまた自分の力になっていた。和がひとりでネット麻雀を打っていた時間も穏乃がひとりで山を駆け回っていた時間も部長がずっと部室で待ち続けていた時間も決して無駄ではなかったように絹ちゃんが歩んできた軌跡にもまた確かに意味はあったのだと、咲-Saki-では麻雀を通して伝えてくれているんですよね。



 さて、絹ちゃんの16000点の和了りによってまた3着の清澄と2着の姫松の点差が広がってしまった。作中の申告点数に少し誤りがあるので多少の前後はあると思いますが、臨海:146300点、姫松:127300点、清澄:92100点、有珠山:34300点。


 35200点差あるけど次は和の親番なので、和の活躍に期待することにします。


 次回は、3/20発売号で掲載予定。6連続掲載とはすばらっ!
 YG10周年記念色紙の咲さんとてもかわいいです。


8 コメント

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Unknown (あいる)
2015-03-06 18:28:17
14巻収録で副将戦が終わるとしたらあと2話くらいですね。。。!後はのどちゃんがあがりまくってもう一回くらいユキにあがって欲しいと思いまする!大将戦はまず爽が暴れるでしょう。
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Unknown (Unknown)
2015-03-06 19:07:01
またも休載をはさまないとは嬉しいね。OADとはいえ咲日和のアニメ化で多少なりとも忙しくなることはなかったのかね

ポニテの絹ちゃんキリっとしてて良さがありますわ
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Unknown (Unknown)
2015-03-06 22:38:42
実際にあの緊張感で打ってたら受け入れの広さをあそこまで厳密に考慮出来るかはわからん...
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Unknown (Unknown)
2015-03-07 00:30:02
もうすぐ咲さんの出番ですよ
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Unknown (Unknown)
2015-03-07 06:07:35
こんなサッカー選手がいたら別の目的で観に来る男性サポーターで満員だろう
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Unknown (Unknown)
2015-03-07 19:12:57
ダヴァン後でアレクサンドラ監督に怒られたりしないですよね、大丈夫ですよね?
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Unknown (Unknown)
2015-03-07 20:08:44
「ダヴァァァン!!てめェさっきのリーチはなんだ!!あんな腑抜けた打ち方が.....(以下略)」
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Unknown (ふわふわ)
2015-03-07 23:17:33

>あいるさんへ
和も親番で頑張って欲しいですね。
爽が獅子奮迅の活躍をするのも見たいですが、大将戦は咲さんがどんな立ち回りをするかも期待しています。


>ポニテの絹ちゃん...
ポニテ良いですよね、わかります。


>実際にあの緊張感...
受け入れの広さとかは後で振り返ってみると、こうしておけばよかったと思うことはよくありますよね。


>もうすぐ咲さんの出番ですよ...
咲さんとてもかわいいです。


>こんなサッカー選手がいたら
絹ちゃんがもしサッカーの道を選んでいたらボールのおねえさんになっていた可能性が...。
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