銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

年の瀬のこたつ電話

2012年12月23日 | 見かけだおしNのつぶやき
「お電話ですよ、どこどこの誰さんから・・・」と
スタッフが回す電話

年の瀬にかかる、見知らぬ方からの電話は、たいてい
楽しいものではありません

で、私もついつい、そっけなく電話口に出ました
「はい、もしもし」

「娘がいつもお世話になっております」
から始まり・・・長い長いお礼の言葉が続きました

そうです、うちのスタッフのお母様からでした

これだけ聞くと、社会人になって、何も親御さんから、と
思われてはいけないので、付け加えます

もう、すっかり自分をもった、気ままな娘さんです
それに甘んじて、会社ではなくてはならない存在へ
勝手に移行してきました

でも、親御さんにとっては、そうではないですよね

「一度、主人とNさんを尋ねようかと話ていました」
「え?私のところにですか?」

「どなたか良い人いませんかね~」
「お母さんの知らぬところで、若い方は意外と・・・」
と、平然と答えながら、私って一体何者かしら?

でも分かるのです
この田舎な感じ
私も田舎っぺですから分かるのです
このまとわりつく温かな感じ

もう随分前のようでも、3年前でした
ご両親が、この銀ステの事務所、
いえ、マンションの一室に一度だけ訪ねて来られたのは・・・

「娘をよろしくお願いします」
玄関口で、中にも入られようとせず
お茶の一杯も飲まれず、ただ頭を下げられました
その日のうちに、彼女は、住む場所の相談もなく、
宝塚の地へ
身ぐるみひとつで越してきました

あぁ、その時、私は「銀のステッキ」を立ち上げ、
今あるスタッフの人生を巻きこんだことに気付いたのです

確かに、ご両親が訪ねて来られた際、私は言いました
「嫁に行かさないつもりはありませんから、ご心配なく」

その時のご両親の安堵の笑顔と、その後ろで、
仕事中には、ついぞ見せたことのない中学生の反抗期のような
テレ笑いと暴言を吐くスタッフをいま思い出します

そうか、私、約束をまだ果たしてないんだなぁ~

先日の感謝祭で同じテーブルについたお客様から
会社を立ち上げて何が一番辛かった、と聞かれました

何が?

びっくりしますが、思い出せません
忘れています

何が大変だったのかしら?

でも、いま、少しづつ思い出します

まさに裸一貫で、無鉄砲についてきてくれたスタッフの思い
それに答えていないこと、それが辛い?

いえいえ、それはないな

ただ、創業当時のことをしみじみ思い出しました

今年の正月は、帰省先で身を切る思いでしょうね
親戚縁者を相手に、これも処世術と、ガンバッテきなさい!

まあ、これしか今の私には言えません

ところで、
どなたか、うち可愛いスタッフに良い人
ご紹介願えませんでしょうか?

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