銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

長崎ランタンフェスティバルと孔子廟

2024年02月16日 | のほほん同志Aの日常

昨日から今朝にかけて、スマホの画面のニューストピックにあらわれたこんな文字。

「福山雅治さん、皇帝姿でパレード」

――はい、数日前に訪ねた長崎は、この話題でもちきりでした。

2月に行われている長崎ランタンフェスティバル。

中国の春節にあわせて始まったお祭りですが、
2週間にわたる期間のうち、最も現地がにぎわうのが、毎年恒例の「皇帝パレード」。

「皇帝」と「皇后」役は、毎年変わるのですが、
今年は長崎出身の福山雅治さんということで、昨日はたいへんな賑わいだったようです。

私たちは混雑を避け、平日に訪ねました。



それでも、すごい賑わい!でした。



10頭の豚の頭が並ぶ祭壇。
もちろん本物です。




ところで、今回、個人的に楽しみにしていたのが、長崎市内の孔子廟。
孔子といえばもちろん、ソクラテス、釈迦、イエスと並ぶ世界四賢人のひとり。
中国では、少し大きな街にいくとたいてい孔子廟があり、何度か訪ねているのですが、
日本にもいくつかあると知り、今回、企画に潜ませていたのでした。



長崎の孔子廟は、1893年、長崎華僑の方々が、ときの清朝政府の協力のもと建てたもので、
孔子の故郷である山東省曲阜にあるものを模した、本格的なつくり。
日本にあるものとしては最大規模のものだというだけあって、見ごたえがありました。

翌年には両国が日清戦争へと突入してしまったこと、
また原爆にも耐えて、今こうして残っていることを考えると、
ランタンもまた違う輝きをもって見えたのでした。



ちなみに『皇帝パレード』の皇帝って・・?
長崎市のホームページで確認してみると、
清朝時代、正月になると、皇帝・皇后がそろって町中に出かけ、
民衆とともに新年を祝っていたところから始まったのだそうです。

福山さん、清朝のエンペラーに扮していたのですね!




静かな通りもこのとおり、長崎の町のすみずみまで、ランタンが彩っていました。


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2024年 2/27(火)〜2/28(水)

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