真実一路くんのひとり言

だれがやっても同じやとあきらめず、一歩ずつ
長いものには巻かれず、真実を大切にして。

GNPよりGNHの国 ブータン国王金閣寺に

2011-11-19 | Weblog

金閣寺の美を堪能=ブータン国王夫妻-京都



 国賓として来日中のブータンのジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王とジェツン・ペマ王妃が19日朝、京都市北区の金閣寺を訪れ、古都の秋を堪能した。あいにくの雨の中、夫妻は赤と紫の和傘を差しながら庭園を歩き、金閣に安置された座像を参拝。金閣について国王は「ビューティフル」と感想を口にした。
 有馬頼底住職(78)によると、国王は「地球上ではどこかで戦争をしている。仏教の力でそれが収まれば」と話し、王妃と世界平和を祈願して鐘を突いた。
 また国王は「世界遺産を維持していくのは大変でしょう」と話し、チベット仏教の手書きの美しい曼荼羅(まんだら)を住職にプレゼントしたという。(2011/11/19-11:52)


アジアでもっとも貧しい国の一つといわれるブータンだが…
2011年11月18日(金)しんぶん赤旗“潮流

四国の倍ほどの土地に約70万人が住み、れながら医療や教育はほぼ無料、食料も自給に近い▼いま国王が日本にきているブータンの、国のあらましです。ブータンとは「チベットの端」の意味、といいます。ヒマラヤ山中の高地の国は、折にふれ、世界の耳目をひきつけます▼7年前には、世界で初めて禁煙の国になると決めました。仏教の教えをくみ、環境を守るために。そして、なんといっても「GNPよりGNHを」と唱える国で知られます。経済の大きさを計る「国民総生産」より、人の幸せ度を示す「国民総幸福」が大切だ▼先代王が、1970年代初めにいい始めました。GNHに詳しい文化人類学者の辻信一さんは、「冗談のつもりで言ったのかもしれません」としつつ、しかし「この世界についての非常に痛烈な批評だった」と考えます(『GNH もうひとつの〈豊かさ〉へ、10人の提案』)▼しだいに王政から民主政へ移るブータンは、新しい憲法にも「GNH」を書き込みました。辻さんによれば、GNHの基準は四つ。「生態系の豊かさ」に「伝統文化や精神文化の豊かさ」、「経済的豊かさ 経済は公平で公正でなければならない」「よい政治」です▼一人ひとりが抱く幸福感とは別に、社会に共通する幸福の大きさに、ものさしをあてようと試みるGNH。かつては秘境とよばれたアジアの山国から、幸せとは、豊かさとは、を世界の人々に問いかけ、考えさせているのは確かです。

参考記事http://www.waseda.jp/w-com/quotient/publications/pdf/wcom420-421_02.pdf

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追 関連記事:

日本はGNP世界第2位でもGNH(国民総幸福)は先進国最下位ーほんとうの「豊かさ」とは?



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国民に説明出来ない 首相のTPP交渉参加

2011-11-19 | TPP
野田首相、国会では「国益を守る」と言いながら、、「コメをどうするのか、公的医療保険をどうするか」、具体的に聞いても何も答えない。国民に何も説明しないでTPP参加を進めようとしている。「国民不在外交」としかいいようがない。


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しんぶん赤旗2011年11月18日(金)
国民あざむくやり方許せぬ
首相のTPP交渉参加 志位委員長が批判

日本共産党の志位和夫委員長は17日、国会内で記者会見し、環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加表明に対する衆院本会議での野田佳彦首相の答弁について記者団から問われ、「国民をあざむきながら、ことを進めようというやり方は許されない」と述べました。


 志位氏は、日米首脳会談での首相発言をめぐる問題について「ことの次第は明白だ」と指摘。首相が米側に伝えた政府の「基本方針」には「センシティブ品目」に「配慮しつつ」という文言があるものの、結論は「すべての品目を自由化交渉の対象にする」と方針に明記していることをあげ、アメリカ側が、野田首相がすべての品目が自由化交渉の対象にのると述べたと発表したのは当然のことだと強調。「アメリカ側にそう伝えておきながら、(アメリカ側に)抗議してあたかも言っていないかのように取り繕うのは大変、悪質だ」と批判しました。


 また、首相が答弁で「国益は守る」と繰り返したことについて、「コメをどうするのか、公的医療保険をどうするか、具体的に聞いても何も答えない。国民に何も説明しないで、ことを進めようとする姿勢は、まさに『密室外交』『国民不在外交』だ。こうしたやり方でアメリカ従属の道を進むのは許しがたい」と強調。「政府はTPP交渉参加という方向に舵(かじ)をきったが、アメリカとの事前協議が最初のハードルになる。TPPに参加させないために、たたかいをさらに発展させていきたい」と述べました



 

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大阪府教育基本条例案に反対  浅田次郎さん・杉良太郎さん・竹下景子さんら

2011-11-19 | 政治

しんぶん赤旗2011年11月18日(金)
大阪府教育基本条例案に反対します
浅田次郎さん・杉良太郎さん・竹下景子さんら 学者文化人 立場超えアピール

 東京大学教授の佐藤学、小森陽一の両氏は17日、東京都内で記者会見し、大阪府の橋下徹前知事が率いる「大阪維新の会」が府議会に提出している大阪府教育基本条例案に反対するアピールを発表しました。アピールは両氏のほか、元中央教育審議会委員の市川昭午氏、女優の竹下景子さんら10人が呼びかけたもの。会見には教育評論家の尾木直樹氏がビデオでメッセージをよせました。







写真

(写真)大阪府教育基本条例案に反対するアピールの発表記者会見をする佐藤学氏(手前)と小森陽一氏=17日、東京都千代田区の学士会館


 アピールは、教育には子どもと教師らとの「自由な人間どうしの魂の交流が不可欠」と指摘。知事が設定する教育目標に従わない教育委員や教職員を罷免、処罰するという条例案は「教育の力を萎(な)えさせ、子どもたちから伸びやかな成長を奪う」と批判し、教育を知事や議会の支配下におくことは、憲法と教育基本法の大原則に反するとしています。さらに「維新の会」の政治手法を「ファシズムの独裁政治を想起せざるをえません」と批判しています。


 会見で小森氏は「子どもを真ん中にすえて、貧困からどう救うかを考えるべき教員と、保護者、地域の人たちを敵対させ、自分たち(維新の会)への共感に向かわせるというもので、教育を破壊するものです。大阪だけでなく全国民が考えるべき問題です」とのべました。


 アピールには、17日までに浅田次郎(作家)、阿刀田(あとうだ)高(たかし)(同)、内田樹(たつる)(神戸女学院大学名誉教授)、梅原猛(哲学者)、永六輔(エッセイスト)、妹尾(せのお)河童(かっぱ)(舞台美術家・エッセイスト)、高村薫(作家)、山田洋次(映画監督)の各氏ら58人が賛同。「維新の会、条例案、断固反対いたします」(俳優の杉良太郎氏)、「維新の会の思い上がりが、子どもの教育をゆがめそうだと私も心配です」(脚本家の小山内美江子氏)などのメッセージが寄せられています。





アピール全文


 私たちは、「大阪維新の会」が大阪府議会に提案している教育基本条例案について、大阪にとどまらず日本社会全体にとって見過ごせない問題であると考え、このアピールを発表することにしました。


 私たちは何より条例案が、学校教育を知事及び議会の直接的な支配下に置こうとすることに強い危惧を覚えます。条例案によれば知事は、「学校における教育環境を整備する一般的権限」をもち、府立学校に至っては「教育目標」を設定する権限まで委ねられています。さらに、知事の目標に服さない教育委員の罷免、教職員への厳しい処罰などの教育への権力統制の体系が盛り込まれています。


 人間を育てる教育には、教える者と教えられる者との、自由な人間どうしの魂の交流が不可欠です。また、子ども一人ひとりの現実に即した、教員や保護者、子どもを支える多くの人々の知恵と判断が尊重されなければなりません。知事や議会が教育上何が正しいかを決定し、それに異義をとなえる者を排除していくことは、教育の力を萎(な)えさせ、子どもたちから伸びやかな成長を奪うものです。


 しかも、学校教育を知事や議会の直接的な支配下におくことは、憲法と法令に抵触します。教育基本法第十六条は「教育は不当な支配に服することなく」としていますが、この文言は、時の権力が軍国主義教育をすすめた過去への深い反省のうえに定められた、日本の教育の大原則です。その結果、地方の教育行政は首長が指揮監督する一般行政から分離され、教育委員会がつくられました。


 教育委員会の実態やその行政に不十分さがあることは私たちも知っています。しかしその解決は、教育委員会の民主的な改革に求められるものであり、知事らによる直接的な支配となれば不十分さはますばかりです。


 私たちはさらに、「維新の会」の政治的な手法に危うさを感じています。いったん選挙に勝ったことによって、あたかもすべてを選挙民から白紙委託されたように振る舞うことは、ファシズムの独裁政治を想起せざるをえません。


 多くの方々が力をあわせ、大阪府教育基本条例案やそれに類する計画をとめ、子どもの伸びやかな成長のために考えあい話しあい、できることから行動していくことを訴えます。





戦前のような現場はごめん/人々を危険な道に…


寄せられたメッセージから


 ・戦前のような教育現場は絶対にごめんです!(漫画家の石坂啓氏)


 ・教育は子どもを芽生えさせるものであって、管理すべきではないと思います(東京大学名誉教授の坂本義和氏)


 ・公教育の内容と方法に関する憲法上の制約を無視し、かつての失敗を再現するもの(一橋大学名誉教授の杉原泰雄氏)


 ・独裁的な権限を持った者は、人々を危険な道に追い込む。歴史は過去のものではなく、未来への予言でもある(舞台美術家・エッセイストの妹尾河童氏)


 ・社会の一番の弱者である子どもの人権を守ることは、民主主義の基本であると考えます。反動的支配主義に反対します(漫画家の原田智子氏)


 ・「独断」に気付かず、自己主張を正当化する言動を許すことはできません(服飾デザイナーの森南海子氏)


 ・戦前・戦中の苦い経験―そこから生まれた教育の政治からの独立という思想は大切にし、守っていかなければなりません(くらしと経済研究所の山家悠紀夫氏)


 ・国民の不満・不安・不信の怒りを独裁的手法でくみ上げて独裁権力を築こうとする、まさにファシズム的潮流(元大阪城天守閣館長の渡辺武氏)

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