真実一路くんのひとり言

だれがやっても同じやとあきらめず、一歩ずつ
長いものには巻かれず、真実を大切にして。

鳩山首相 公約断念で国民に陳謝

2009-12-23 | 政治
「鶴の一声」だった。結局、ガソリン税の暫定税率は名前を変えてそのまんま。「マニフェストに沿えなかったことに関しては、率直におわび申し上げなければならない」と鳩山首相。陳謝だ(12月21日夕記者会見)。一方、小沢幹事長は「財源がないことはみんなわかっている」「国民にはできませんでしたと説明すれば必ずわかってくれる」と強気だ。

鳩山首相の記者会見で気にかかること。

一つは、暫定税率維持と子ども手当に所得制限を設けないことについての小沢幹事長への了解のくだり。「こういう結論になりました。ぜひご理解いただきたい」と申し上げ、「よくわかりました。それで結構です」と了解をいただいたと。社会的常識、礼儀的にはそうなのかも知れないけれど…。

もう一つは、民主党政権の不確かな財源論。軍事費、大企業・大資産家へのゆきすぎた優遇税制にけっしてメスを入れようとしない弱点がうきぼりになったこと。

それにしても、ここにきて鳩山内閣支持率の急落の波紋。不支持の理由として「指導力に期待できないから」が増えていること。照準をあわすように小沢幹事長は21日、TV東京の番組収録で「首相になってほんとうにみんなのためにやれるとみなさんが思ってくださるときがあれば、拒む必要はないと思っている」と将来の首相就任の決意?を述べている。

権力を握るとはこういうことなのか。全国土地改良事業団体連合会(全土連)会長の野中広務元自民党幹事長が「予算の確保」に陳情、民主党小沢幹事長詣でなのだ。民主党が2010年度予算の重点要望で、土地改良事業費の半減を政府に求めている。その背景には、全土連の政治団体である全国土地改良政治連盟が先月、元農林水産省九州農政局長の公認を自民党に申請し公認されているからだ。野中元幹事長は参院選の対応について、「1議席より農民の生活の方が大事だ」と組織内候補の擁立方針を見直す考えも明らかにしているという。(※下記リンク記事参照)

「一寸先は闇」!?闇にしてはならない。国民は安心と希望の政治を期待している。

首相が『おわび』 公約断念 大盤振る舞いのツケ 東京新聞09年12月22日
…首相は二十一日夕、税率水準の維持について「マニフェストに沿えなかったことに関しては、率直におわび申し上げなければならない」と記者団に述べ、国民に陳謝した。(記事全文はコチラ

野中広務氏:土改連の会長職辞任も 予算確保と引き換え毎日新聞09年12月22日
…しかし、政府は22日、方針通り土地改良予算を概算要求額の半分に減らすことを決めた。野中氏は99年に自民党が自由党と連立した際、「小沢(一郎・現民主党幹事長)さんにひれ伏してでも」と協力を求めた経緯があるが、今回の「捨て身」の陳情は不発に終わり、政権交代の現実が改めて浮き彫りになった。


←応援よろしく
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする