日本で一番大切にしたい会社

今読んでいる本は「日本でいちばん大切にしたい会社」坂本光司さんの本。
そして５社のうちいちばんに載っているのが日本理化学工業株式会社。

５０年前に知的障害をもつ２人の少女を「私たちでみんなでカバーしますから」という社員たちのたっての願いで採用した。
この会社の障害者雇用率は、社員の７割に及んでいる。

始まりは養護学校の女性の先生。
何とか雇ってほしい。
断られる。
子どもたちに働く体験だけでもさせてくれませんか。
そうでないとこの子どもたちは働く喜び、働く幸せをしらないまま施設で死ぬまで暮らすことになって島します。私たち健常者よりは、平均的にはるかに寿命がみじかいんです。
そして、１週間だけ就職体験。
そのあと、社員のたっての願いが出てくる。

会社は、売り上げを上げるために、利益を上げるために存在しているのではありません。
それは手段。
本当に人々に必要とされ、社員たちも誇りを持って働くことができる。
その結果、みんなが幸福を感じることができる。
これが、目的。

障害者の方々がほめられ、役立ち、必要とされる場をつくりたい。
一日一夢。