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見識や品性が疑われる人間でも大統領になれる。
サイコパスでも大統領になれる。
さすがにアメリカは自由の国と謳うだけはある。
アジテーションの浸透力を巧みに活かす能力を、
トランプは持っている。
彼は人の悪い心をくすぐる。
差別にも、侮蔑にも、暴力にも正義を吹き込んでいる。
これもアメリカ人の新しい自慢なのか。
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難民の受け入れは、つかの間の安易な人道主義である。
人手不足を補う移民の導入は、経済的な理由で成り立っていて、
時間を追って多くの移民が経済的理由で見捨てられる。
いずれも、
次にくる事態を想定しない楽観主義、便宜主義である。
楽観的な条項ばかりで、
予測できる課題を省略した契約書みたいなものだ。
初めにいい顔をして、徐々に実態に苦しみ、
双方とも差別や融和で根深く苦悶する。
場当たり主義に裏切られるわけだ。
社会不安の引き金が増える。
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