S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

同じ時間を過ごす仲間

2006-11-20 16:40:15 | Weblog
きのうの飲み会はすごく楽しかった。みんなわたしよりだいぶ年齢は先輩なんだけど、飲んでいるときはそういうギャップがなくなって、いろんな話をしながらおいしいお酒でした。こうやってみんなで飲むのは、好き!なんか境界がとっぱらわれていって、本当に仲間として、同じ楽しい時間を過ごせることがうれしい。

お酒は昔はものすごく飲んだと思う・・・・・家のお父さんとわたしは学生時代の飲み友達で、先輩や友だちとみんなでワイワイ騒いで楽しく飲んでいた。みんなお金がなかった学生時代は誰かのアパートに集まったり、安い居酒屋さんだったり・・・・政治の話、恋愛の話、それから悩みやいろんな話をみんなでしながら時にはケンカもしながらわたしたちはすごく今考えると涙がでそうになるくらい純真な学生時代だったと思う。それでみんなが前向きだった。

私たちが結婚したあとも、アパートには友だちがたくさん遊びにきて、みんな飲みつぶれて眠って、朝にしわくちゃになったスーツでまたそれぞれの会社に出勤していった。朝3人も4人もを「行ってらっしゃーィ」と送り出していた私をみて、となりの奥さんはびっくりしてたなあ・・・

そうやって私たちの新婚生活は友だちがたくさんきて、学生の頃となんにも変わらない生活をしていた。そのうち私たちは長野に引っ越してきて、お父さんの友だちも結婚してだんだんみんなで集まることがなくなってしまったけれど・・・・
あの頃は思い出すといつもふたりで楽しかったと言っている。まだ社会に100パーセント染まっていない、それでも少しの悲哀と利害関係のない友だちと青春時代を共有していた同じ時代の時間感覚と同じ苦しみとそんなまるでスコーンと晴れわたった青空の哀しさみたいなものが、みんなの心にあったんだと思う。だから今でも雲のひとつもない青空は少し哀しい・・・・・・

あのころと時代は四分の一世紀も変わってしまったけれど、娘にもなぜか雲のひとつもないぬけた青空の少しの哀しさみたいなものを大学生になって、味わってほしいような気がする。それはながい人生で一番楽しくて、哀しい時期だからだ。
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