S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

重たい涙

2006-06-20 16:24:20 | Weblog
「沈まぬ太陽」御巣鷹山編に突入した。ゆっくり読んでいこうと思ったのに、のめりこむと止まらなくなって、真夜中まで本を読んでいてアフリカ編(上下)はあっという間に読んでしまい、御巣鷹山編に入った。これは現実なので、リアルで読んでいて耐えられないほど悲惨だ。
読んでいて涙が止まらなくなった小説には「グリーンマイル」がある。これは映画より本の方が数倍感動して泣ける。けれど、御巣鷹山編は現実の重さがすごくて、違う種類の涙なのだ。これはつい最近でもJRの福知山線の事故でも同じことが起こった。もしかしたら防げたかもしれないのに、企業という利益を追求しなければならない宿命のものに、利益ばかり追いすぎると安全は逆におざなりにされてしまう。
高度成長の時代は企業モラルというのは今ほど重視されていなくて、いや今でも、今は競争の激しさから速さや安価さすべてにおいて上を要求されるから、もっとあぶない状態なのかもしれない。

本を読む用の老眼鏡が悲しいことに、どんどん強いものになっていく。長時間本を読む時は、寝転がったり、起き上がったり、すわってみたり、仰向けになってみたりどうにも落ち着かない・・・・・一番疲れない姿勢はやっぱり机に向かうことだろうか?それでもわたしには専用の勉強机がない。やっぱファミレス書斎が一番かもね。

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