春恋 ~君に春の風に別れを想う~

  
   蜩の鳴り止まぬ初秋の独鈷の滝

 私が心を一番癒せるパワースポットである。是非訪れて観て欲しい。

甲 子 園

2016-04-07 19:54:40 | 

黒雲立ち籠めて降りしきる

天に祈りて西方を見る

閃光は輝きて風を呼ぶ

伝統の一戦に震える

吾 四十にして立つ

力戦力闘は踊る

限りを尽くして感動に酔う

聖地はまさに栄光に達せんと


安 達 紀 行



秘 恋

2016-04-07 18:35:45 | 

耐えること久しくして秘恋の慕うこと

まさに会うこと叶わずして如何お過ごしかと案ずる日々

待つこと常に節操を守りて貴女を想い心に誓う

然しながら情に脆きこと不義なること密にして誘いしも

吾は堅くこれを退けて君の志を遂げんことをここに願い

汝の想いを適えんことを切に望み欲すること強く

ここに救わんと身を投げ出す覚悟を新たにす

然しながら時未だ至らずして切々と想い巡りて嘆くも

いずくんぞ君だけは裏切ること無しと察せんや


安 達 紀 行




三 笠 山

2016-04-07 15:15:13 | 
つきよふけ

とばせよこころ

みかさやま

きみおしはかる

はるがすみかな

紀 行

平成二十八年 四月 七日









春 恋 2

2016-01-12 11:51:11 | 日記
穏やかで、心地良い風に当たっていると、御世話になった貴女のことを想い、春の風のように去っていった貴女との別れに涙が頬を伝って止めどなく流れていきます。

貴女は、最後の最後まで微笑みを絶やすことなく姿勢を正して私と向き合い、私の目を優しく柔らかに見詰めて、何度も何度も頷いて下さいましたね。

それは、まさに秋の風が吹くころ、寒くなりがちな私の心をゆっくりと暖めて下さった御出会いしたあの日のときと、何一つ変わることはないもののように想えて、眉目秀麗であった貴女を、非の打ちどころのない素晴らしい御方であったと今更ながらに男泣きしてしまうのです。

貴女は、私に静かに佇み威厳を正すことの必要性を態度を以て表し、私は、貴女から志を高く持つことの危うさを問われて、真の強さを備える決意を貴女の前で御誓い申し上げました。

私は、貴女こそはと心に決めたはずであるのにと、今更ながらに想い出して、昔おっしゃった御言葉が、頭の中を駆け巡ります。

「愛情で満たされた世の中に醜い人は一人もいません」と。そのようなことを、ふと振り返る今、また涙が止まりそうにありません。貴女は、それ程までに素晴らしい御心の御方でしたと春の風に。


平成二十八年一月十二日

安 達 紀 行





春 恋

2015-12-28 12:31:19 | 

君に春の風に別れを想う

微笑みを相対し交わしたことを

出逢いはまさに秋の風が吹くころ

眉目秀麗を想いて泣く

君は静かなるを以て吾に威厳を正し

吾は君の志を知って驚嘆に値する

君こそはと心に決めて君然り而して曰く

愛の世に醜き者なしと


安達 紀行