あぁ、勘違い「もったいない」編

「それで、もったいないから大家さんが始めたんですけどね、
パートが終わってからだと疲れちゃうので閉めたらしいんです。」

店舗を借りる時に、何で空きになったのかを訊いたら、
洋風居酒屋をしていた人が体調を崩して店じまいした後に、
大家さんが引き続き居酒屋を始めたと不動産屋からの説明。
店内を見渡すと、キープのボトルやビールケースが積んであり、
冷蔵庫も大小2台も置いてある。
「なるほど、常連のお客様が付いているんですね」

先月、準備期間も入れて9ヶ月借りた店舗を畳んだ時、
ガスの検針のお兄ちゃんが
「やめて良かったっスよ！実は、ここの大家とはマブダチなんで言えなかったんスけど
前の居酒屋閉まってから3,4年空いてたんですよ。
で、家賃も入らなくて"もったいない"から、
自分でやってみるかと始めたんですがね…
結局、自分達の台所か友達の集まり場所になちゃってて…」

えっ！そうなの？
お客様が付いているからもったいなくて引き継いだのかと思ってたよん。
聞くところによると、私が7代目の店子のようで、
空いている期間も考えると、長くは続かない場所のようだ。


「よくさぁ、繁華街でもちょくちょく変わる店舗あるよね」
という話になると、「ウチがそうだったよ」と変に納得。

あぁ、オメデタイな私…