低予算パエリア

遂に作っちゃいました、パエリア！！現地では「パエージャ」と発音する。

前日、スペインの紀行ドキュメントを見て、どうしても食べたくなったものの、外で食べると高くつくし、スペイン・バルに男一人で入店するのも寂しく悲しい。(笑)　そこで、自宅で作る事に。幸い、サフランや炊飯器で作れる「パエリアの素」的なものは有る。でも、炊飯器で作ったんじゃ、昨夜見た映像とは雲泥の差だ。

今回は、美味く作れる自信も無く、失敗しても悔いが残らないよう、食材は低予算。パプリカは1個50円の安売り品を購入。江古田で手長エビなどの高級食材の購入は不安だし（そういうスーパーは一応有るけど）、失敗した事を考えると、やはりここは冷凍シーフード。さて、スペイン・ワインでも買うか・・と思うものの、一人でパエリア・パーティーってのも、やはり悲しすぎる。それに失敗した時の事を考えるとワインが勿体無い。ま、発泡酒でいっかぁ。って、結局、手術前に飲むんかい。はい、止められません。

マーブル加工の鉄鍋（これが万能で我が家では重宝している）で、具材をオリーブオイルで炒め、米とスープを入れる。米は付属のパエリア用の米。それだけでは足りそうに無いので、日本米も加えた。米が蒸しあがる前に、あっと言う間に水気が無くなったので、火を緩め、水を入れてもう一度煮詰める。サフランは番組で見たように、二つ折りの紙に挟んで上からトントン叩いて細かくしてから振り掛けると色がよく付く。


水が干上がり、色もよく付いて、なんだか美味そう。

しかし、沢山作りすぎた。明日の昼に置いとくのもいいけど、多分、べチョっとしてまずくなるに違いない。う～ん、よし！と、同じマンションに住む、ベーシスト増原巌に電話。二つ返事で「たべまぁす。」とのこと。自らイタ飯を作るグルメの彼に、この実験的パエリアが通用するのか心配だったが、意外なことに大絶賛される。おぉ、だったら貝や海老のクオリティー上げといたら良かった。カレシに初めて手料理を作る女の子の気持ちがこの歳で分かった、宮地スグル45歳。


増原、気を利かせて、赤ワイン持参。ナイスです！！ドメーヌ・キャン・ガラン「ペラシエール」。フランス・ワインだけど、パエリアに合う！あらら、食も酒も進む、進む。適当に作ったのに意外と美味かったパエリア。

その後、深夜まで海外旅行の話などで盛り上がる。

共通の結論その①海外旅行に行きたいけど、お前（お互いを指す）とじゃなくて、ステキな女性と行きたい。
共通の結論その②こういうマメでこだわりの有る男（お互いを指す）は恐ろしいほどモテない。

江古田のパエリア・パーティーも深夜2時にこの結論と共に寂しく幕を閉じた。(笑)