こ～んばん～わ
「０（ゼロ＝センター）」を継承したＨＫＴ４８の最上奈那華と矢吹奈子
福岡・博多を拠点とするアイドルグループ・ＨＫＴ４８が２８日、福岡サンパレスホテル＆ホールで、「ＨＫＴ４８ １１ｔｈ ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ ＬＩＶＥ ２０２２～ＤＡＹ２～」を開催。昼夜２公演行われ、夜公演では、来春卒業予定のエース・矢吹奈子から、４月加入の６期生・最上奈那華への〝センター継承〟が行われた。
２６日のコンサートでは、最後の１期生・本村碧唯が来夏、グループから卒業することを発表。世代交代渦中のグループにあって、夜公演でも昼公演と同様に「継承コーナー」が設けられ、先輩メンバー１人と後輩１人がステージで共演した。
〝Ｄａｎｃｅの継承〟では、ダンスに定評のある１期生の本村と、４期生の地頭江音々の２人が「ＮＯ ＷＡＹ ＭＡＮ」で共演。その後〝グループの歌姫〟２期生の秋吉優花が４期生の市村愛里と一緒に〝Ｓｏｎｇの継承〟も行われ、バラード楽曲「全然 変わらない」を一緒に熱唱した。
さらに、ファンの驚きを誘ったのは〝０（ゼロ）の継承〟だ。来春卒業するエース・矢吹が、６期生の最上と「１２秒」をパフォーマンスした。
０（ゼロ）とは「０ポジション」のことで、アイドル界ではシングルなど楽曲の「センター」を指す。矢吹は最新シングル「ビーサンはなぜなくなるのか？」でセンターを務めており、最上は矢吹から未来のエースとして期待を寄せられた。
最上は「０（ゼロ）と言われたときは何のことか分からなかったけど、奈子さんのゼロと考えたときに『そういうことか！』と緊張して…」と驚きと戸惑いを告白。それでも「奈子さんから任されたので、ふさわしい人になれるように頑張りたい。奈子さんをはじめとする先輩方から吸収して、努力していきたいです」と真っすぐな瞳で誓った。
なお、「ビーサンはなぜなくなるのか？」では、最上のソロ曲「悲しみの浄化装置」が収録。１０月１６日の千葉・幕張メッセで行われたコンサートでは、６期生で唯一、研究生から来年２月に始動する新チームＨの正規メンバーへの昇格が発表されている。
こ～んばん～わ
福岡サンパレスホテル＆ホールで〝継承コンサート〟を開催したHKT48
福岡・博多を拠点とするアイドルグループ・ＨＫＴ４８が２８日、福岡サンパレスホテル＆ホールで、「ＨＫＴ４８ １１ｔｈ ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ ＬＩＶＥ ２０２２～ＤＡＹ２～」を開催した。
２６日のコンサートでは、最後の１期生・本村碧唯（２５）が来夏、グループからの卒業することを発表。昼公演では「継承コーナー」と題して、先輩から後輩への引継ぎが行われた。
〝Ｄａｎｃｅの継承〟では、加入当初からダンスリーダーとしてグループを引っ張ってきた１期生の本村と、５期生の竹本くるみの２人が「大人列車はどこを走っているのか？」で共演。ステージのスクリーンには、一緒にレッスンをする姿も映し出された。
本村は「振りを一から作らせていただきました。１か月くらいレッスン場にこもって大変だった。一昨日に卒業を発表させていただいてから、卒業制作に携わらせていただいて。夏までにあと何個かできるように頑張ります」と意気込んだ。
〝Ｓｏｎｇの継承〟では、２期生の秋吉優花＆４期生の豊永阿紀が「君とどこかへ行きたい」をデュエット歌唱。〝グループの歌姫〟の美声に会場のファンも酔いしれた。
また、来春卒業予定の３期生の矢吹奈子は〝Ｙｏ！の継承〟で、楽曲「１２秒」で登場。同曲のイントロで「ヨッ！」という掛け声で盛り上げることを自ら提案して実践してきたが、託したのは、今年４月に加入した６期生の最上奈那華だ。
最上が初々しく「ヨッ！」と会場に呼びかけると、矢吹は優しい表情で見守った。この日のために最上は鏡を見ながら「ヨッ！」を猛練習。その姿を見ていたという矢吹は「めちゃくちゃかわいくて！」とメロメロだった。
他にも〝Ｗｉｎｋの継承〟〝Ｔｈｅａｔｅｒの継承〟などが行われたが、感極まったのは１期生の本村。自身も加入当時は泣き虫で妹キャラ。２期生の秋吉も当時、最年少の１１歳で加入し、３期生の矢吹も１２歳という最年少加入だっただけに、「もともとみんな妹みたいに入ってきた。私もすごい泣いてたし…。みんな大人になって感慨深いなって、胸が苦しくなりました」と明かした。
２日前の２６日、２０１１年にＨＫＴ４８劇場がオープンした記念日で、１１周年記念コンサートが行われ、この日は１２年目に投入したグループも未来を感じさせるステージとなった。
ＨＫＴ４８らしいメンバーの結束力も感じさせ、３期生の田中美久は先輩からの継承への思いを明かし「誰にも負けない最高のグループです！」と笑顔で呼びかけた。
竹本は「継承のコーナーを通して、改めて先輩の大きさを実感しました」と明かせば、最上も「これから新しい歴史を一緒に作っていけたら」と言葉に力を込めた。
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福岡サンパレスホテル＆ホールで〝継承コンサート〟を開催したHKT48
福岡・博多を拠点とするアイドルグループ・ＨＫＴ４８が２８日、福岡サンパレスホテル＆ホールで、「ＨＫＴ４８ １１ｔｈ ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ ＬＩＶＥ ２０２２～ＤＡＹ２～」を開催した。
２６日は２０１１年にＨＫＴ４８劇場がオープンした記念日で、１１周年を記念したコンサートを開催。アンコールでは、最後の１期生・本村碧唯（２５）が来夏、グループからの卒業することを発表していた。
この日は、１２年目に投入したグループの未来を感じさせるステージを展開。昼公演では「継承コーナー」と題して後輩と先輩とペアを組んで、歌やダンスなどのパフォーマンスで魅せた。
ＨＫＴ４８はチームワークから生み出す笑いありのトークコーナーも魅力だが、要となるのはＭＣを務めるメンバーだ。かつては〝ＯＧ〟指原莉乃が、後輩たちの個性を引き出し、グループ躍進の礎を築いた。
現在、２期生の坂口理子（２８）がＭＣとして抜群の安定感で回してきたが、来月５日のＨＫＴ４８劇場での卒業公演をもってグループを離れる。
坂口は「コンサートのテーマが『継承』ということで、司会ができそうなメンバーを選ばせていただきたい！ 冷静にツッコんだりしなきゃいけないけど」と宣告。今年４月に加入したばかりの６期生メンバーである北川陽彩を指名した。
坂口は理由について「司会向きかな。でも、少しキャラ付けしないと。自分でボケたり自虐できたりしないといけない。今日は一緒は進行しよう！」と呼びかけると、北川は「はい！ お願いします」と駆け寄った。
さっそく坂口から何やら耳打ちされた北川は、５期生の市村愛里に「髪の毛、切りすぎてませんか？」。メンバーから髪形をツッコまれていたという市村が「髪を切ったあとに悪夢まで見て…」と苦笑いすると、北川はニヤリとした。
それでも今後のＭＣについて、北川が「りこぴ（坂口の愛称）さんは面白いから引き継げるか心配です…」と不安を明かすと、坂口は「もう１回言って！」と自身の面白い評価にうれしそうな表情を浮かべた。
公演では、アンコール含めて全２８曲を披露。３代目チームＨキャプテンの豊永阿紀は「ＨＫＴ４８の１１年という長い歴史の中で、メンバーそれぞれがそれぞれのタイミングで、ＨＫＴ４８に加入して。ここに来てくださってる皆さんも、それぞれのタイミングで、ＨＫＴ４８を好きになってくださって、一緒に作ってくださったスタッフの皆さん、関係者の皆さんがいて。この１１年の中で１人でも欠けたら今日のＨＫＴ４８ではない、違う形になってたんじゃないかなと思います」と振り返った。
そして、先輩である１期生の存在に感謝。「ゼロから作り上げる１１年というのは、他のメンバーでは計り知れない、想像できないいろいろなことがあったと思いますけど、旅立ったメンバーも含めてこれだけたくさんのメンバーが夢を見たい、人生をかけたいと思えるような場所であることや、ここに来てくださったファンの皆さんが生きがいだと言ってくださったり、それで人生が楽しくなってると言ってくださったり、これだけ大好きだと胸を張って言えるグループであることを本当に誇りに思いますし、それを作り上げてきた１期生さんに本当に心から感謝しています」と伝えた。
こ～んばん～わ
「HKT48」の本村碧唯
「HKT48 11th anniversary LIVE 2022 ～DAY1～」で卒業を発表
アイドルグループ「HKT48」でチームKIVのキャプテンを務める本村碧唯（25）が26日に行われた「HKT48 11th anniversary LIVE 2022 ～DAY1～」で卒業を発表した。公式サイトもこれを伝えた。
グループ公式サイトでは「本日、福岡市民会館にて開催いたしました『HKT48 11th anniversary LIVE 2022 ～DAY1～』にて、本村碧唯より卒業の発表がございました」と発表。
「本村碧唯とは卒業に関して、本人の意向を尊重し、話し合いを重ねてまいりましたが、2023年夏頃にHKT48での活動を終了させていただくこととなりました」と卒業決定に至った経緯を説明した。
そして、「ファンの皆様には突然の発表となりましたことを、深くお詫び申し上げます。正式な活動終了日等の詳細は決定次第、ご報告をさせていただきます」とアナウンスした。
また、「本村碧唯は2011年にHKT48の1期生として加入し、グループのダンスリーダーとして、そしてチームKIVのキャプテンとしてもHKT48を牽引してまいりました。いつも温かく応援をしてくださっているファンの皆様、支えていただいている関係者の皆様に、感謝の気持ちを込めて、来夏まで活動してまいりますので、引き続き、本村碧唯への応援を何卒よろしくお願いいたします」と本村への変わらぬ声援をお願いしている。
HKT48では、9月にも村川緋杏、坂口理子、下野由貴、10月には外薗葉月と宮崎想乃が卒業を発表していた。
下野の卒業発表後、最後の1期生となっていた本村。今回の発表によりHKT48の1期生はグループから姿を消すこととなった。
【写真】「可愛いの振り幅を完全に超えた」の声も…HKT48最後の1期生・本村碧唯が見せたへそ出しショット
こ～んば～んは〜
HKT48の矢吹奈子が10月16日、幕張メッセでの公演でグループからの卒業を発表した。HKT48は2022年に入って15人が卒業、もしくは卒業発表をおこなった。ただエースである矢吹がグループから離れることは、ファンのあいだにも特に大きな動揺と衝撃が走った。
宮脇咲良を戸惑わせるほどのインパクト
矢吹といえば、元HKT48メンバーで劇場支配人もつとめた指原莉乃に“スカウト”されてグループに入ったエピソードがよく知られている。小学生のとき、AKB48在籍時の指原の握手会へ行った際「AKB48に入ってよ、絶対に入れるから」と声をかけられ、さらにHKT48移籍後の握手会でも再び「入ってよ」と言われた。それをきっかけにオーディションに応募。2013年の『HKT48 第3期生オーディション』に合格し、同年11月にHKT48ひまわり組『パジャマドライブ』初日公演のバックダンサーでお披露目された。
矢吹は、同期で同じく当時12歳だった田中美久とともに「天才小学生」と言われ、一躍注目の的に。そしてお披露目からわずか1カ月後。AKB48の34thシングル『鈴懸の木の道で『君の微笑みを夢に見る』と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの』のType H収録曲「ウインクは3回」で、なんとセンターに抜擢された。
さらにHKT48が初めて単独で『ミュージックステーション』（2014年2月14日放送回／テレビ朝日系）に出演したときも、「小学6年生コンビ」としてクローズアップされ、座り位置も司会者・タモリから数えて指原の隣に田中、矢吹が続いた。いきなり1列目、しかも指原の隣というそのポジションからも期待の大きさがうかがえた。
書籍『HKT48成長記 腐ったら、負け』（2015年／角川春樹事務所）のなかでも、当時メンバーだった宮脇咲良に「世間的に“なこみく”（矢吹と田中のコンビの愛称）に引きがあるのはわかっていました。だから敵視するとか、そういうのはまったくなかったんです。でも、どうしたらいいのか、わかんなくなっちゃってました」と言わせるほどの存在感をグループ内で放っていた。
指原チルドレンからの脱皮「頼ってばかりではダメ」
「指原チルドレン」として華々しくデビューを飾り、2015年9月にはAKB48チームBを兼任。翌年『AKB48 45thシングル選抜総選挙』で初めてランクイン（28位）を果たし、兼任解除後の2018年6月に行われた『AKB48 53thシングル 世界選抜総選挙』では9位に入るなど、着実にステップアップを遂げていった。
そんな矢吹の運命を変えたのが2018年、オーディション番組『PRODUCE 48』への参加だろう。実力ごとにクラス分けされ、矢吹は当初、最低評価「F」だったが、成長力が認め
矢吹も同書内で、2018年にテレビ番組『ワイドナショー』へ出演したときのことを振り返り、「それまでは、バラエティに出る前に必ず、さしこちゃんに『どういうことを言ったらいいかな？』と聞いて頼っていたので、このままではダメだなって。だからHKT48のメンバーの誰にも『今日、収録あるよ』と言いませんでした」と明かしている。彼女自身、いつまでも指原の背中ばかり追いかけていては次のステージへ進めないと自覚していたのだろう。「指原チルドレン」のままではいけないとーー。
矢吹の良さは、そうやって現実と向き合った上で、自分を追い込んで実力を高めていくところだろう。同書では15歳の頃「いつもなこみくでいると、2人ともまだ幼いから、どうしても子どもっぽさが目立って見えちゃうなって。だから早く大人になりたいと思っていた時期でした」と現実を冷静かつ鋭くとらえていたと言い、さらに自身の性格に関しては「厳しくされたほうが成長できるタイプだと思っています。韓国でも弱音を吐かなかったし、泣きもしなかったので、みんなから『強い』と言われました」と語っている。
現在の自分には何が足りていないのか。どういう行動が必要なのか。客観的な視点もまじえながら、矢吹は「矢吹奈子」というアイドルを育て上げてきたのだ。
られて「A」へ。さらにグループバトルでGFRIENDの「LOVE WHISPER」の歌唱に臨んだとき、美しい高音を披露して周囲を驚かせた。矢吹が桁違いの得点を叩き出したことでチームも勝利。評価をさらに高めた。彼女の圧倒的な歌唱力が知れ渡った瞬間は、『PRODUCE 48』のハイライトのひとつとなった。
そしてIZ*ONEとしての活動を掴み取った矢吹。そういった数々の経験が、彼女を徐々に「指原チルドレン」から脱皮させていった。
書籍『日経エンタテインメント！ HKT48Special 2019』（2019年／日経BP）のなかで指原は、活動の幅を広げていく矢吹について「奈子も、大人になって相談をしてくることも少なくなったので、（IZ*ONEでの活動について）まだ話していないです」と答えていた。それは決して不義理ではなく、矢吹がひとりのアーティストとして独り立ちしたことをあらわしたコメントだった。
新しい「矢吹奈子」への期待
矢吹は、活動初期からHKT48の中心的存在だった。そしてIZ*ONEの専任活動を終え、2021年5月にグループへ復帰して以降は大黒柱としてメンバーを引っ張った。2021年6月には宮脇咲良、12月には村重杏奈というグループのキーパーソンが抜けたことで、その責任感は増したはず。さらに前述したように、昨今はメンバーの卒業が相次いでいるだけに、今回の卒業発表は迷いに迷った決断だったと思われる。 卒業発表時「長い道のりになるかもしれないけど、女優として名を残せるように努力していきたい」と今後について語っていた。たしかにHKT48復帰後、ドラマ『顔だけ先生』（2021年／フジテレビ）、『コンビニ★ヒーローズ～あなたのSOSいただきました!!～』（第1話出演／2022年／関西テレビ）、映画『向田理髪店』（2022年）など出演作が増えつつある。書籍『日経エンタテインメント！ HKT48 10周年Special』（2022年／日経BP）のインタビューでも、「今は演技のお仕事がすごく楽しいので、まだまだ頑張っていきたいし、以前、ナレーションをさせていただいたこともあるので、声を使ったお仕事もできたらいいなって。やりたいこともたくさんあるんです」とこれからの目標を明確に口にしていた。向上心の高い矢吹だからこそ、そうやって夢がふくらんだことで、さらに前に進みたくなったのだろう。 卒業公演は、2023年春を予定している。ちょうどグループ活動10年目にあたるタイミングだ。その節目を機に、矢吹自身が新しい「矢吹奈子」を見たくなったのかもしれない。
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