今日はこれでした。
映画の後に、内田さんの解説があり、少々難解な映画でしたが、
理解が深まりました。
毎月1回開催されている10人足らずの「小さな勉強会」の延長線。
近隣の市民や議員27人の、ある意味贅沢な勉強会でした。
内田聖子さん アジア太平洋資料センター(PALC)共同代表です。
世界の水道民営化による失敗事例
・期待通りに行われなかったインフラ改修
・企業が利益を求めたために水道料金の上昇
・漏水、水質・サービスの質の低下
・情報が見えなくなり、報酬・配当などわからず、コントロール不能。
自治体は検証能力を持たない。
再公営化の動きがあります。
日本の水道事業の現状と改革の必要性
・人口減少に伴う水需要の減少
・水道施設の老朽化
・職員数の減少
・必要な水道料金原価の見積もり不足のおそれ
ふ~む、水道は企業会計。水が売れなくて、施設のメンテに費用がかかると赤字ですね。(>_<)
・水道料金は家事用20立法メートルで、一番高い夕張市で6841円、一番安い赤穂市で853円。8倍違います。
全国平均では3227円です。
鳩山町は2246円です。
自治体によってこれほど違うのは困りますね。
同じいのちの水ですから、社会保障としての観点からある程度の金額で抑えられるようなしくみが必要ですね。
水道法を改正し、コンセッションで水道民営化をすすめていくのを国が支援していくようです。
詳細はこちら。
民営化にNO!を明確に表明した自治体は
・新潟県、福井県、長野県、神戸市、青森市、秋田市、滋賀県・長浜水道企業団、岩手中部水道企業団
憲法25条、水道法、PFI法・・・・日本のこれからのあり方が大きく動く心配があります。
健康で文化的な最低限度の生活を営む権利をしっかり守らなくてはなりません。
後の祭りにならないように、それぞれの自治体でもしっかり考えていかなければならないことですね。
今日、配布されたチラシ類です。
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プリペイドカードで支払わないと共同水道が使えないとか。
日本は世界的に見ても、とても水事情はよいそうです。ずっとそうであって欲しいですね。
(ふだん無駄遣いしてそう)(笑)