石原延啓 ブログ

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WATER IN MILK EXISTS

2008-12-11 23:10:26 | Weblog



昨日は渋谷のUPLINKにてローレンス・ウィナー監督「WATER IN MILK EXISTS」を観てきた。NYを中心に長年活躍しているコンセプチュアルアーティスト・平川典俊さんのプロデュース作品で、ご本人からお誘いを受けたのでより興味深く観れた。この作品がまた登場人物が全員裸で性交シーンも自慰行為シーンも本物ドアップの凄まじいものだった。
かつて「Deep Throat」という伝説的ポルノ映画の関係者が当局より逮捕されたことを受けて、ローレンスウィナーがアートの立場からセックスと表現の自由を扱った23分のフィルムを撮った。今回はその焼き直しで、アート本来の力が失われつつある現状を打破する為に作られたようだ。赤裸々に繰り返される性行為シーンと登場人物が語る哲学的な会話、繰り返されるローレンス・ウィナーの詩が私の頭を混乱させる。平川さん曰く、隠蔽されつつある性の問題とそれを規制しようとする社会制度に対する批判という政治的な意味合いを込めた作品らしいが、見終わって一日経ってある程度落ち着いて振り返ると、改めてアートとして強烈な作品だと思った。驚くベき事に、出演者全員がいわゆる俳優ではなくキュレーターやアート関係者などの素人さんで、ローレンスの作品の持つ社会的な意義に賛同して参加したそうだ。さらに最後に自慰行為をする女性が私の友人のアーティストのアシスタントだと聞いてまたびっくりしました。

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