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つれづれ

思いつくままに

修学旅行生と六角堂

2019-05-29 13:18:41 | 

5月は修学旅行のシーズンだ。
このあたりは修学旅行生が泊まる旅館が多いので、朝の烏丸通り南行き車道には観光バスが列をなして停車している。
フロントガラスに貼られた学校名を見て、知らない名は帰って調べるのが習慣になった。
私の初めて知る場所からも、京都へ来てくれることがうれしい。

けさは早くに目が覚めて、毎朝の散歩立ち寄り場所の六角堂には6時過ぎに着いた。
引率の先生を先頭に、身なりのきちっとした中学生男女が二列にならんで山門を潜ってくる。
お堂に拝するしぐさも、境内を巡回する姿勢も、見ていて気持ちがいい。
笑顔が素敵で礼儀正しい若者を見ると、うれしくなる。

上の孫が先日、修学旅行で沖縄へ行った。
一泊は、読谷村近くの民家に泊めてもらった。
親切にしてもらったのだろう、めちゃくちゃ楽しかったと言っていた。
京都を訪れる若者たちに、私もなにかしてあげたいなぁと思う。

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浄瑠璃寺

2019-05-02 12:11:30 | 

どのお寺が一番好きですかと、もし問われれば、浄瑠璃寺ですと躊躇なく答える。
浄瑠璃寺は私にとって、そこに居たい場所、居るだけで心安らぐお堂なのだ。

大学受験に滅入る気分を紛らわせたいと、思いついた場所は、小さいとき母に連れられて訪ねた浄瑠璃寺だった。
再訪は、晩秋の小春日和の昼下がりだったと記憶する。

うす暗い本堂のなか、横一列に坐す九体阿弥陀像だけが、板扉から差し込む午後の陽を受けて、にぶい金色の光明を放っている。
サラリーマン風の青年が、中尊の前の板扉の左柱を背に、板床に脚を投げ出してうたたねをしている。
ほんとうなら不謹慎なのだろうが、その寝顔があまりに穏やかに清らかで、眠りを妨げないようにすり足で通り過ぎた。

あれ以来、いくたびか浄瑠璃寺を訪れた。
うす暗いお堂に坐すとき、あのうたたね青年の顔を 安らかな気持ちで思い出せるのである。

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