つれづれ

思いつくままに

精霊送り

2016-08-16 18:17:46 | 
精霊送りの16日、会社の前の御池通りに お盆お供えの臨時片付け場が設けられます。
朝早くから ぞくぞくと、広範囲な学区から キチンと袋に包んだお供えを、持ってこられます。
数珠を手に 片付けるお供えに手を合わせている年配の方も、いらっしゃいます。
毎年恒例のことですが、この光景を見ると、あぁ夏も終わりだなぁ〜と思います。

精霊送り、なんとも物哀しい響きの言葉ですね。
この物哀しさを 昔から私は、嫌いではありませんでした。
お精霊迎えからほぼ一週間 この世に、あの世に逝った親しい人たちがいるという この空想世界も、私はきらいではありません。

そして、送り火。
空想世界で逢った親しい人たちを、お見送りする儀式。
今年の京都五山送り火見物は 俄かの大雨で叶いませんでしたが、点火は実施されました。
行事に参加する人々の執念を、尊く思います。
屋根の下から、遥拝しました。

奥州平泉にも、大文字送り火がありますね。
平泉の大文字は、無事に灯ったのでしょうか。

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敗戦投手

2016-08-15 15:02:37 | 
いま、リオ・オリンピックのニュースで 持ちきりですね。
オリンピックも 種目によっては、もちろん 興味津々ですが、やはり 私は、高校野球に目が行きます。

愛知の東邦と 青森の八戸学院光星の試合、興奮しました。
東邦 9回裏の、4点差を一気にひっくり返す大逆転。
高校野球には、こういう奇蹟があるんですね。
だから、やめられないんです。

判官贔屓で 負けている東邦を応援したくなるのですが、光星のエース・桜井くんの あの茫然自失のマウンド姿を見て、あぁかわいそうに! こっちが先に泣いてしまいました。
先発投手の和田くん、中継ぎの戸田くんが好調だったから 余計、エース桜井くんの気持ちが じんじん伝わってくるのです。

小躍りする東邦の選手たちと、言葉すら出ない光星の選手たち。
この光景は どの勝負にも付きものですが、その明暗の全責任を一身に背負ったエース桜井くんの表情ほど、哀しいものはありません。
しばらくしてどっと湧き出る涙の桜井くんに、同僚たちが駆け寄って支えます。

「負けて怖さを知りました」
引きつった表情で搾り出した 敗戦投手・桜井くんのこのコメントは、彼の一生の宝物となるでしょう。
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