この通りに沿って 40mほどの間に、
実のなる木々 四季折々に花を咲かせる木々を植えています。
時折、歩道を行き交う方々から、
これは なんという花なんですか、と尋ねられます。
折々の花々を愛でてくださる方々にお会いできることが、
とても うれしいのです。
ふたこと みことの会話が、この上なく いとしい。
かわいらしい花ですね、真っ赤な実がなるんよ、
ただ それだけなに、
とても 幸せな気持ちになります。
花を介した たわいない でも極上の挨拶なのです。
知識人ぶったタレントが、こう言う。
「諸外国では こうこう こうで、日本もそれに学ばないと・・・」
やり手を自任する政治家は、こう言う。
「欧米では この件に関しては何%でして、日本も早くこれに追いつかないと・・・」
単に動物好きの日本人が、こう言う。
「動物愛護先進国のイギリスでは、あのような犬の虐待は 決して許されません・・・」
こういう類を、記者仲間では『出羽守(でわのかみ)』と言うそうだ。
欧米人が コメの扱い方を 何も日本人に学ぶ必要がないのと同じように、
日本人が 動物の扱いで、何もイギリス人に学ぶ必要はない。
日本人には、昔からの犬との付き合い方がある。
諸外国の事情を 参考にするのは、結構なことだ。
しかし、もう なんでもかんでも 欧米が優れているという考えは、
もう 止めようじゃないですか。
若いころ、頭髪など2週間くらい洗わないことがしょっちゅうだった。
洗うのも、四角い洗濯石鹸でごしごしやっていた。
結婚してからは、洗顔石鹸にかわった。
15年前、顎関節の手術で 4週間 風呂に入れなかったことがある。
久しぶりに、頭髪を看護士さんに洗ってもらった。
いい香りがした。
リンスもしてもらった。
雲の上にいるみたいに、いい香りだった。
看護士さんが、とても素敵な女性に感じた。
ラックスのシャンプー、リンスだと、あとで知った。
シャンプーだのリンスだの、女のすることと追いやっていたのに、
このころは、毎日のようにシャンプー&リンスしている。
最近、シャンプーは資生堂の「椿」に替えた。
年とともに、目、耳、歯 したがって 味覚、足腰・・・しだいに衰えていく。
しかたのないこと。
でも、嗅覚はいまのところ衰えてはいない。
衰えるどころか、ますます鋭敏になっている。
他の感覚が萎えてきたから、余計そう感じるのかもしれない。
人間も動物だから、最後は動物の嗅覚に還るのかもしれない。
むかしは、いやな臭いが多かった。
便所の臭い、田んぼの肥え壷の臭い、食べ物の腐った臭い、体臭・・・
いまは、無臭か、アロマ、フローラル・・・トイレもとてもいい香り。
若い女性が通り過ぎると、胸騒ぎがするようないい香り。
いまは、悪臭は罪悪のよう。
加齢臭という、いやな言葉。
でも、香水プンプンはいやです。
高級石鹸のような、いい香りでいたい。
あの看護士さんがしてくれたシャンプーから、
私は、香りの魔術に魅せられてしまいました。