岩堀修明ブログ

ドクター岩堀の
「私設動物資料室」

アカエイの鰭

2018-05-13 | ドクター岩堀の「私設動物資料室」
 アカエイは、馴染みの深い軟骨魚である。殆どの水族館で飼育されており、海岸を歩いていると、遊泳している姿を見かけることもある。
 体形は背腹方向に扁平で、胸鰭は外方に向かって大きく拡張している。尾部は細長く鞭状である。背側面は黄土色で、腹側面は白い。
 アカエイは、食材としての価値は低い。長崎県を中心とした西九州地方では、胸鰭が酒のツマミとして利用されている。胸鰭を胴から切り離し、皮をむいて天日で2〜3日乾燥させる。これに七味唐辛子を振りかけたものが、「アカエイのひれ」として市販されている。
 透明感のある白身で、内部の骨格が透けて見える。生のままでもよいが、少し生臭い。表面がキツネ色になるまで炙って、醤油をつけると、香ばしくて非常においしくなる。酒のツマミには、よく合う。
 アカエイだけではなく、他のエイの鰭が使われることもある。アカエイが多く使われるのは、捕獲し易いからである。
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