そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





仕事が忙しくてなかなか観に行けずにいた「ジャスティス・リーグ」。
ようやく観てきた。
その感想。

うん、予想通りのくだらないアメコミ映画でした。
星2つ。★★
まさに「毒にも薬にもならない」娯楽映画でした。
しょうもないの極致。
しょうもないの最高峰です。

結局、ワンダーウーマンが全てなのだとあらためて痛感。
ガル・ガドット演じるワンダーウーマンがひたすら格好いい。
だからなんとか2時間見ていられるという映画です。
補足するならフラッシュも頑張ってます。
ワンダーウーマンとフラッシュがいなかったら成立してないですな。

問題点は多々ある。
まず敵の設定がなんとも中途半端というかよく分からないというかはっきり言って案外弱いというか。
マーベル陣営のアベンジャーズもそうなんだけど、ヒーローの能力のインフレが起こっているため、それより強い悪役を出そうとするとどうしても意味の分からない設定を持ち出すしかなくなるんでしょう。
この映画の敵役「ステッペンウルフ」が、何者で、なんなのかが、まったく分からない(伝わってこない)。
だから戦っていてもひたすら寒い。
戦い自体がどうでもいい。
そういう勿体ない映画です。

あとチームワーク感がまるでない。
最後なんてスーパーマンがひとりで敵を倒す。
スーパーマンが強すぎて、チームを組んだ意味がないという笑
アベンジャーズとはそこに大きな差がある。

そして音楽がいまいち。
バットマンのテーマ曲も、ワンダーウーマンのテーマ曲も、スーパーマンのテーマ曲も、とてもいいはずなのにそれが映画の中で上手く使えていない。
もっともっとガンガン遠慮せずに奏でちゃえばいいのに!
エンドクレジットなんて、バットマンとスーパーマンとワンダーウーマンのテーマを繋げて演奏すればいいだけなのに、そうしないで地味な今回のテーマ曲に終始しちゃってる。
イヤイヤ違うよ、観客が見たいのは(聞きたいのは)、ジョン・ウイリアムスが作曲したスーパーマンのテーマと、ダニー・エルフマンが作曲したバットマンのテーマと、ワンダーウーマンのテーマなのよ。
そういう「アメコミ好きのツボ」がぜんぜん分かっていない今作。
ダメ、全然、ダメ。

まぁでも、とにかくワンダーウーマンに尽きる。
それだけは確実。
ガル・ガドット。
ガル・ガドットが素晴らしいというだけの話でした。

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