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ありがとうございます! (たま吉)
2013-02-20 21:29:36
「The Long Goodbye」の訳についての情報をありがとうございました。

同タイトルのアルトマンの映画を観た後に、村上春樹訳の小説を読んだのですが、ひどくもやもやしまして^^; 「ロング・グッドバイ」の意味は何なのだろうとググってこちらのページにたどり着きました。

大変すっきりました!

私がWOWOWでアルトマンの映画『ロング・グッドバイ』を観たのはこの1月のことです。主演のエリオット・グールドが何とも言えぬ男の色気を漂わして印象的だったのですが、それはさておき、壮絶なラストシーンから、てっきりこのタイトルは「死」、「永遠の別れ」を意味するものだと思い込みました。

でも、昨日春樹さん訳の小説を読んで、これは「マーロウの中に住むレノックスが消えてしまった」という意味なのかしらと。そのような感傷的な気持ちを英語でLong goodbyeというのかしらと。

もっと言うと、この小説の主題は「感傷的な気持ち」なのかしらと、もやもやしました。

堀田様のこのページを読んだ後に、さらに英語でググってみたところ、なるほど、一般には、例えば、恋人ときっぱり別れることができなかったり、「重い病気が長引いて、なかなかきっぱりとこの世とお別れができない」といったときに、使われる表現のようです。

少々Agreeな「ひきづった感」のある表現ですよね。

ちょっとがっかりなのは私だけでしょうか・・・^^;

これは私見ですが、レノックスはマーロウの一部であり、マーロウ自身であったと思うのです。それを失ってしまったレノックスの過去を慈しみ、見送るマーロウの視線がLong goodbyeであったと、いつまでも誤訳(?)の世界にひたりたい気持ちです。
 
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