沖縄島を中心に発信します。 天気がいいね・・・晴れも曇りも雨も好きだから!

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仙台市博物館_2

2013-05-24 05:56:15 | しばらく遠出・・・・

 仙台市博物館に行った日(5月10日)には、特別展示がありました。 「慶長遣欧使節」というテーマです。

今年は伊達政宗遣欧使節団である「支倉常長(はせくらつねなが)慶長使節団渡欧400年」記念ということで、特別展示がされていました。 その1部を怒られない程度に紹介。

 

 使節団の親分である支倉常長氏の肖像(全身)画。 イタリア人作。 とってもりりしく描かれています。

 ローマ入市式にはこの衣装で望み、後これを教皇に送ったと伝えられます。

 

 「東洋の国、日本より使節団が欧州に来た」というニュースは当時としてはインパクトがあったらしく、ドイツでは銅版画の本が支倉使節団訪欧のことを記録しています。

 

 遣欧使節団がヨーロッパに渡った時の船は「バン・ファン・バウティスタ(洗礼者聖ヨハネ)号」という500トン級の帆船だったそうです。 その模型。 「カレオン船」というタイプだそうです。

 当時一流の造船技術・航海術を駆使して渡航したと思いますが、大嵐にあったら・・・・まさに使節団は命がけで出かけたことが容易に想像できます。

 

 さて、使節団が帰ってきて、伊達政宗公への”お土産”の数々。

 短剣です。 上の短剣は日本刀のように切る”サーベルタイプ”、下2本は”両刃タイプ”です。

 

 「ロザリオの聖母像」です。 額の痛み具合から、長きにわたって使われてきたことが分かります。  

 これらは欧州から直接持ち帰ったものではありません。 帰途フィリピンや東南アジアで作られたものを持ち帰ったそうです。

 直接欧州から持ち帰ったものもたくさんあったのでしょうが、展示品では”祭服”の他はあまり目立ちませんでした。 多くは後のキリシタン弾圧のために没収・破棄されたか、残っていても国宝級のものは門外不出(極秘)扱いなのでしょう。

 

 さて、仙台市博物館から仙台城趾(青葉城)へ移動します。

 

 お城目指してウォーキング・・・・・・ところが、この後予期せぬことが起きました。・・・・・・(続く)

 注:「慶長遣欧使節」展示会は終了しました。 使節団の詳しいお話は「仙台市博物館ホームページをご覧下さい」

   http://www.city.sendai.jp/kyouiku/museum/syuuzou/hasekura/

 

 


仙台市博物館_1

2013-05-22 07:17:16 | しばらく遠出・・・・

 仙台城趾の標柱を見つつ、進行方向少し行ってから左に曲がり、”仙台市博物館”に行きました。

 修学旅行で来たと思われる中学生達が結構いました(写真では写ってないけど)。 私は博物館とは、何か初めて見るもの(見て学べるもの)がある”イベント会場”だと思っています。 はっきり言って、 ”何に出くわすのかな?” 興味津々の場。

 はじける気分を味わいたいため、どんな乗り物に会えるか楽しみに行くのが ”遊園地”  どんな怖いものに出くわすか興味津々で入るのが ”お化け屋敷”  どんな可愛い新人研修生に会えるか楽しみで行くのが ”AKB劇場” ・・・・・・脈絡が無くなってきました。

 

 玄関にあるモニュメントです。

 郵便配達員が郵便物を届けようと上っているように見えます。 郵便だから、上場にいる人は郵便の父 ”前島密”か? でも前島密は越後国(現新潟県上越市)出身です。

 このモニュメントの意味について博物館や仙台市のホームページを少し調べたのですが・・・・・・調べきれなかったのか、意味を見つけられませんでした。

 こういう場合は勝手に解釈。 ”郵便=情報,配達員=それを集積し、いろいろな場所に発信する” という意味からここ仙台市は東北の情報収集・発信の地である。 と一応しておきましょう。 モニュメントの本当の意味を知ってらっしゃる方がいましたら、教えて下さい。

 

 さて、仙台市博物館は仙台藩伊達家から寄付された歴史的資料・貯蔵品を展示している施設です。 たくさんの貴重な資料がありますが、多くのものを写真公開すると、著作権に引っかかります。 ですから、小出し程度。 オールオープンより、部分オープンの方が興味をそそる(=博物館に行きたくなる+他の意味で)という人間心理で。

 

 伊達政宗公の肖像画。 ”館内シャッター撮影禁止” のため画像が少し甘いのですが、両目が描かれています。

 ”独眼竜正宗”がなぜ、両眼ある? 実は政宗公は独眼であることを気にしていて、自画像については両眼の顔を書かせた(独眼の自画像は数少ない)らしいです。

 

 ちょっと、変化球。 館内に”浮世絵”が自由に見られるコーナーがありました。 ほとんどが幕末から明治初期の作品ですが、やっぱりきれいですね。

 ”絵師 → 彫り師 → 刷り師” 完全分業化でこんな見事な作品ができるのです。 心がつながっていないと絶対にできません。 東北大震災復興の絆を表しています。

 歌舞伎の舞台裏。 出番準備の慌ただしさが生き生きと描かれています。

 

 こちらは役者絵。 お題ですと”九代目市川團十郎” りりしい姿です。

 先頃亡くなった團十郎さんは十二代目ですので、曾祖父に当たる人です。 故人に失礼ですが、九代目は面長に描かれています。 どうも役者絵は面長に描かれる傾向があるみたいです。 それが当時の”イケメン”の特徴だったのでしょうか? 江戸文化史に詳しい人がいたら教えて下さい。

 「自分でネットや資料を調べろ!」という声が聞こえた気がしました・・・・・・(続く)

 

 


仙台に行きました・・・・2

2013-05-19 16:38:38 | しばらく遠出・・・・

 前回ブログで、広瀬川河畔でボタン桜を見たと報告しました。 実は仙台駅から桜にたどり着くその前に行った場所がありました。 

 メインストリート”青葉通り”と平行するアーケード街、”クロスロード商店街”の中にある ”三瀧山不動院” に行きました。

 この不動院はアーケード街の中、それこそ一般商店と並んであります。 朝9:00すぎとあって、”仲店?”はどこも閉まっていました。

 中に入っていくと、お線香のにおいとともに、鐘・賽銭箱そしてご祭壇がありました。

 

 では、お賽銭を入れて、鐘を鳴らして祈願。”家内安全・健康祈願・・・・・・・・・・” 一通り神頼みしました。

 ところで、この不動院の起源は明らかでないそうですが、神事の水を汲みに行ったときに不動尊があったので、それをご神体として奉ったそうです。

 

 でも、私がこの不動院を訪れたのは「仙台四郎」という福の神を奉っていると聞いたからです。 福の神仙台四郎さんの話は水木しげるさんの漫画を読んで知りました。

 いつもにこにこと仙台の町を歩き、「四郎さん訪れるお店は大繁盛,嫌うお店は没落する」という”仙台福の神”のお話です。 仙台四郎さんは”知恵遅れ”の方だったそうです。 でも、物怖じせず、子供にも大人にもみんなに笑顔を振りまいていたそうです。 出典は忘れましたが「古来日本では知恵遅れの子を神の子としてみんなでかわいがる風習があった」そうです。

 無邪気な笑顔が人々から邪心を忘れさせていたのかもしれません。

 でも、仙台四郎さんはいませんでした。 ひょっとして、私の邪心に驚いた四郎さんが隠れたのかも??????

 

 落ち込んだ心はボタン桜を見て、少し晴れました。 仙台城趾(青葉城)の入り口に来ました。

 

 この近くに「軍馬・軍用動物」の顕彰碑(顕忠塔)がありました。

 仙台には昔、”陸軍第二師団”(その前は仙台鎮台)が置かれていました。 ”満州事変・満州国建国”の影の指導者、石原完爾元中将は大佐時代、仙台歩兵第四連隊長を勤めたことがあるそうです。 

 


仙台に行きました・・・・1

2013-05-17 18:45:19 | しばらく遠出・・・・

 東京から東北新幹線で約2時間半。  仙台にやってきました。 東北新幹線は内陸側にありますので、途中の風景(早すぎて瞬時の印象ですが)からは震災の影響が感じられませんでした。

 それでも、JR仙台駅切符売り場に掲げられてる路線表を見てみると、

 常磐線など海側の路線はあちこちで寸断されているためか、バスによる代替え運転区間がいくつもあります。

 

 市内の青葉通。 地下鉄の延長工事など、賑やかな(=交通大渋滞)中にもこんな看板が、

 ライフラインだってまだ治っていない場所もあります。

 仙台城趾(青葉城)近くでは”崖崩れ”による交通規制もありました。

 

 まだ内陸でも震災の爪痕が残っています。 春だというのに、何か浮かれるには引っかかるものがあります。

 仙台でも桜の季節が過ぎたと市内観光バス”る-ぷる仙台”の運転手の人がアナウンスしていました。 しかし、広瀬川沿いの仙台市博物館近くで桜を見つけました。

 宮古島に続き、今年2回目の”花見”が実現できました。 ちなみに、どんちゃん騒ぎをしていません。 漢字どおりに花を見ました。

 ボタン桜です。 花は散りだして、葉桜に近いです。 でも春の日差しの中に咲いている桜を見ると、波風の立っていない”おだやか”と言う言葉は肩の力をそっと抜いていいよという合図みたいです。

 

 


東京駅は横に長い!

2013-05-16 20:36:27 | しばらく遠出・・・・

 私のブログネタはしばらく宮古島を離れて、内地での出来事に移ります。 なぜか?・・・・・・まー、たまには気分を変えていいじゃありませんか。

 

 で、いきなり東京駅八重洲口。 ただいま、駅前広場改装中。

 ”東京駅”といえば、先頃オープンした”レトロ東京駅駅頭”だろうというご非難を当然受けますので、丸の内側に回りました。

 

 丸の内側の看板です。 別にM地所の宣伝ではありませんが、丸ビルが2つ。 その前にはレトロ東京駅が!

 ”丸の内中央口”はカメラに収まるのですが、駅全体が長すぎてカメラに収まりません。 

 そこで、デジカメ機能を駆して、”パノラマ撮影”を行いました。

 がんばったつもりで、”丸の内北口・中央口”は収まったものの、”南口”が収まりませんでした。 いかに横に長いということが分かります。 2枚に分けて撮影した分をくっつけないといけないかも。 私の周りで同じように写真を撮っていた人たちはうまくいったかな?

 ちなみに”2020東京オリンピック”誘致の啓蒙看板が異様に目立ちました。

 写真で駅全景が入らないんだから・・・ カメラマン(この私のこと)よりこの人達の方が賢いかも。

 東京駅をスケッチしている人たちです。 これなら自分の好きな形で画用紙に納めることができるから・・・・・・ 仕上がった作品が見たかったです。 

 

 さて、私はこれより仙台に行きます。

 東北新幹線の旅。 新幹線で大宮より先に行くのは初めてです。 どんなことが待っているのかなぁ???