くるま走ってたの!ANNEX

小田急線を中心とした鉄道写真と電車に関する色々な話題、カメラの話、などなど、ゆるーく書き散らしています。

撮り鉄も良いけれど、もっといろんなものを撮ってみますか

2017-08-26 22:30:00 | カメラについての雑記帳
唐突ですが、某コンサートホールの調整室、コンソール。



勤務先の人づてで声がかかり、とある市民オーケストラのコンサートでカメラ係をやらせて貰いました。
普段撮っていた人が機材トラブルのため、ピンチヒッターという役回りです。
ゲネプロ(←リハーサルの事をそう呼ぶんですね)から本番まで、途中の楽屋風景含めてのべ7時間ほどの撮影と相成りました。

で、撮影係を請け負ったものの、日ごろ小田急のケツばかり追い掛け回している私にはまったく未知の撮影領域。
楽しかったものの、大変さ困難さも半端ではなく。
ウデのなさに機材性能の限界が相まって、想定以下の写真しか撮れなかったなぁと反省しきり。
依頼者の期待に応えられたか自信がない…。

技術的には、ピント合わせにすら苦労するレベル。
深く考えずにAF任せで撮ると、目もしくは顔でなく楽器にピントが合ってしまう事が多いのです。
また、持ち込んだEOS-1D MarkⅢもコンサートには向いておらず。
高感度に弱いのが最大の弱点だろうと想像していたのですが、現場に入ってみたらそんなことよりもけたたましいシャッター音の方がはるかに厄介でした。
私的には「シャッター音の良さ」はカメラ選びにおいてとても重視している要素なんですが、さすがにコンサート撮影では裏目に出てしまった…EOSのアクセサリに防音ケースがラインナップされている理由がよく分かりました(笑)。

もちろん、撮影の基本は同じなんですよね、被写体がどうだろうと写真は写真ですから。
フレーミングを決めて、ピントと露出を測り、タイミングを合わせてシャッターを切る。
その基本動作がどこまでしっかり身についているかがまず大事だなというのを再認識させられましたが…。
さらに。
その上で、それではカバーしきれない被写体特有の条件に臨機応変に対応していかなくてはならない。
今回のケースでいえば、きわめて厳しい露出条件下で、曲の変化、演奏者のタイミングに合わせて撮っていかなくてはならない。
つまるところ、撮影対象を知らないで撮るのは難しいという事がよく分かりました…まあ、当たり前の話ではあるのですが。

まあ私はプロではないすし、賞狙いで撮っている訳でもないので、殊更ムキになって技術向上を狙うような心意気はないのですが。
とはいえ、電車ばかりでなく時にはちょっと違った被写体にも関心を向けて撮ってみると良いんだろうなー、なんてことを、いつになく真面目に考えてしまった休日でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 赤鬼さん、小田原に向かう。 | トップ | 2kmの距離が隔てる別世界 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

カメラについての雑記帳」カテゴリの最新記事