太公望呂尚の次は中国・戦国時代(紀元前475年~221年)の名将を描いた「楽毅」。
■『楽毅(一)~(四)/宮城谷昌光著/新潮文庫』
秦の始皇帝が中国を統一(紀元前221年)する前に七つの国(韓・魏・趙・斉・楚・燕・秦※「戦国七雄」)が覇権を争っていた。楽毅はその七つの国にも数えられない小さな国「中山国」の宰相の子として生まれ、祖国を失いながらも燕・趙・魏・韓・秦の連合軍総大将として天才的な用兵を行い、大国・斉の領土にあった七十余りの城を奪い取ってしまうのである。
物語は、楽毅が斉の首都(臨シ)に留学するところから始まる。
楽毅将軍は、漢の高祖(劉邦)や三国時代の諸葛亮が尊敬していたと伝えられており、劉邦は楽毅の子孫を探させたり、孔明は自らを管仲(斉の桓公を補佐した名宰相)・楽毅に比肩する者となぞらえていたという。
それ程の男を描いたのが本書である。
西のぼるさんの挿画がまた味があって良い。
■『楽毅(一)~(四)/宮城谷昌光著/新潮文庫』
秦の始皇帝が中国を統一(紀元前221年)する前に七つの国(韓・魏・趙・斉・楚・燕・秦※「戦国七雄」)が覇権を争っていた。楽毅はその七つの国にも数えられない小さな国「中山国」の宰相の子として生まれ、祖国を失いながらも燕・趙・魏・韓・秦の連合軍総大将として天才的な用兵を行い、大国・斉の領土にあった七十余りの城を奪い取ってしまうのである。
物語は、楽毅が斉の首都(臨シ)に留学するところから始まる。
楽毅将軍は、漢の高祖(劉邦)や三国時代の諸葛亮が尊敬していたと伝えられており、劉邦は楽毅の子孫を探させたり、孔明は自らを管仲(斉の桓公を補佐した名宰相)・楽毅に比肩する者となぞらえていたという。
それ程の男を描いたのが本書である。
西のぼるさんの挿画がまた味があって良い。