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●「今日の焦点!」
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:
「民主党が菅元首相の処分について結論を出せず」です。
⇒その理由は……:
─我が国における政治家を見ていて思うことが一つあります。
それはある「決定的なこと」を学んでいないということです。
─「決定的なこと」とは、すなわち復元力の原則です。
森羅万象は平衡系から成っており、作用は反作用を伴うという原則です。
─余りにも当たり前のことであり、我が国では「躾」としてこれが家庭内で
教えられてきました。しかし明らかに廃れてきているのです。
─民主党の混乱ぶりは正にその象徴です。
この原則を知らない烏合の衆が政治家になったため、混乱に陥りました。
─根本は「心から他者を祝福する気持ち、感謝する気持ち」なのです。
権力についた途端、これを忘れたのが民主党の議員たちでした。
─その結果、人心は瞬く間に離れ、彼らの牙城は灰燼に帰しました。
もう戻ることはないはずです。
民主党という「政党」を創ってくれた人たちに感謝を忘れ。
苦難の時にあって最も矢面にたった人たちの労苦を忘れ。
惨敗する選挙の前にリーダーシップを担ってくれた人の困難を忘れ。
そして何よりも「それでもやってくれるはず」と信じていた人々を忘れ。
ある民主党所属の議員(当時)は、選挙で惨敗後、私にこう言いました。
「今回は橋りょう建設で利益誘導を地元にしたのに、なぜ敗けたのか」
私は正直、開いた口がふさがりませんでした。
役所であれ、地元利権であれ、権力があるから動くものではないのです。
少しずつ、少しずつ、復元力の原則を効かせて共鳴させていく。
だから大きなうねり、ムーヴメントとなるのです。
崩壊する「民主党」は1990年代から始まった我が国そのものの残滓です。
実に大したことがないのに転倒してしまった。
私たち日本人が忘れていたことを思い出させる出来事です。
「おかげさまで」という気持ち、ただそれだけです。
(メールマガジン 2013年7月25日号 より)
http://archive.mag2.com/0000228369/index.html
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