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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

若者たちが殺到するアプリビジネス。でもこれって・・・儲からないっしょ??

2014-11-28 | 経営・人財・起業

原田武夫です。こんばんは。

とあるふかーい理由があって最近、スマホのアプリビジネスについて調査研究している私・原田武夫です。
寒空の中、今日、熟読していた本をふと閉じて想ったのです。

「夢遊病のようにアプリ!アプリ!と若者たちが殺到するアプリビジネス。でもこれって・・・儲からないっしょ??」

だって・・・
普通の株式会社化はこういう手順なんです:
―まずはリアル経済で売ってみる
―結構売れて白色申告の個人営業主になる
―所得が2000万になったところで「で、どうする?」となる
―株式会社にする。資本はまぁ、300万円にしておく
―年商1億円突破する
―経常益がそこそこ上がっていると3年くらいして銀行がカネ貸してくれる

ところがこのアプリビジネス?はこうなんです:
―なんでもいいからまずは1円で会社つくる
―どこぞのIT長者?(本当は悪い人かも。。。汗)から300万くらい借りて来る
―2人くらいで「あーでもない、こーでもない」とスタバでラテ飲みながら自称「アイデア」を練る
―「これだ!」と思った瞬間に知り合いのプログラマーに「これ、面白いでしょ?」と、得意のキラキラ系IT営業女子の眼差しで迫り、「う、うん。。。」とタダで開発してもらう
―無事にリリース。「出来ましたー」とFBで書くと、ファン(?)の皆さんから「いいね!」の嵐。有頂天になる。
―しかし・・・肝心の収益化、じゃなかった「マネタイズ」出来ず。「ごめんなさい~またダメだった~」とかいって、ITのおじさまに笑ってごまかす。まぁ、手でも握っておけばOKでしょ(笑)

・・・

要は、無理なんですよ。
フリーミアムって、そんな、収益獲得できるくらい有料化を図れるっていうものはそんな、25や30くらいの兄ちゃん・姉ちゃんがスタバでラテで、で出来るわけがない。
勢いゲームになる。ゲーム乱立・・・もう儲からない。無料が当然になる。

ただ・・・
デバイスとしてのアプリはアリだと思うのですよね。
あの小さなスマホだけの世界ではなく、リアル経済でのソリッドなビジネスモデル(あ、カタカナ使いすぎた(笑))との組み合わせで考えることによって、総体として新しいものが生まれる気もする。
今、クーポン使えるっていう、スマホのリワード広告ビジネスモデルなんかもそうですよね。

有料・囲い込み、は古いという決めつけ。
これこそが古すぎませんか?
むしろloyalty高めるための手段としてのアプリってあると思うのですよねぇ。。。

・・・と「次なるフェーズ」へのアイデアを発酵させる今日この頃なのでした。

御後がよろしいようで♪

さーてと。移動だ、移動だ(^^)/

http://readwrite.jp/archives/3618

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/773352499402640


 

2013年12月25日11:44

成功したいなら、アプリ開発者は企業向けアプリを開発すべき

開発者の関心は消費者向けアプリに向きがちだが、本当は企業向けアプリの方が儲かるのだ。


モバイル・アプリの開発者は、「キャンディークラッシュ」のようなヒット作を作ってリッチになることを夢見ているようだが、現実はそうではない。VisionMobile の調査結果によると、企業向けアプリのほうが消費者向けアプリより4倍稼げるという。開発者にとっては、お金が全てではないかもしれない。ただ実際にアプリから収入を得ようと考えている開発者にとって、消費者向けのアプリ開発は間違った選択かもしれない。

開発者は消費者ばかり見ている

現在のモバイル・ブームを考えれば、開発者の関心が消費者に向けられていることに、誰も驚かないだろう。これはVisionMobileの調査結果でも明らかだ。

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Credit: VisionMobile 2013 :「アプリの対象ターゲット人気度」
対象ターゲット別の割合をパーセント表示。回答者の収入は月額1ドルから500万ドル。

この消費者向けアプリ・ビジネスを煽ってきたのはアップルだ。同社の開発者への支払いは累計100億ドルにも上り、App Storeにおける総ダウンロード数は500億を超えたという。
グーグルも最近では、Androidアプリのイメージを悪化させてきた一方的な広告を廃止するなど、開発者の収入増加への配慮を見せている。

つまりiOSとAndroid、いずれのプラットフォームでも消費者こそが王様なのだ。

企業向けアプリは退屈だが、儲かる

本当に企業向けアプリは儲かるのだろうか?今年初め、ReadWriteのダン・ロウィンスキーは「消費者向けアプリは、非常に『当たり外れのある』ビジネスだ。」と書いた。「Temple Run」のような大ヒットアプリの陰には、数えきれない程の失敗作が存在する。例えば、電子メールアプリ「Sparrow」はリリース当初から人気を得ていた。開発チームの規模が小さく、消費者は喜んでこのアプリにお金を払っていたにもかかわらず、結局採算が合わずグーグルに身売りすることになった。消費者向けのアプリでは、一部の空前のヒット作以外は儲からないという一例だ。

開発者が実際に儲かるのは、やはり企業向けアプリなのかもしれない。VisionMobileの調査もこの事を示している。

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Credit: VisionMobile 2013 :「アプリの対象ターゲット別平均収入」
開発者一人当たりの対象ターゲット別月間収入

アプリケーション・フレームワーク大手のAppceleratorは、最近のアプリ開発者の動向に変化を感じている。同社の調査では、企業向けアプリ開発者の割合は、2010年後半の29.3%から2013年第2四半期では42.7%まで拡大しているのだ。一方で消費者向けアプリ開発者は、70.7%から57.2%に縮小している。

この変化は、アプリ開発者の懐を暖めるのに一役買っている。開発者の平均収入に企業向けアプリ開発チームの平均人数を掛けると、企業向けアプリ開発者チームは消費者向けアプリ開発者チームに比べて16倍も稼いでいることが、VisionMobileのデータから見て取れる。

消費者向けアプリは開発者に人気があるが、安定収入を得られるのは企業向けアプリなのだ。

興味深いことに、アプリから得られる収入が大きい開発者程、多くの潜在的ユーザーを獲得しようとiOS、Android、そしてHTML5のようなマルチプラットフォームに対応しようとする。一方、収入が少ないアプリ開発者は、1つのプラットフォーム、つまりiOSに集中する傾向がある。

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「開発者の収入別、優先プラットフォーム」

どのプラットフォームを選ぶかよりも、マーケットが重要なようだ。収入を得たい開発者は、企業向けアプリ開発に注力すべきといえるだろう。

企業向けアプリの金脈はどこにある?

以前ReadWriteで取り上げたように、モバイルを他に先駆けて取り入れている業界がある。モバイル導入率が高い業界は以下の通りだ。

・金融
・ヘルスケア
・交通
・行政
・通信
・保険
・小売り
・自動車

上記の業界は、いずれも共通したモバイルの需要がある。しかし企業向けのモバイル・ビジネスを面白くかつ収益性を高くしているのは、それぞれその業界に特化したモバイルの利用方法や需要があることだ。ロウィンスキーによれば、「アプリ開発者にとって魅力的なのは、企業向けアプリに対する需要の幅広さと多様性、そしてこれら企業が数十億ドルもの資金をコントロールしていることだ。」

開発者にとって、お金が全てではない

アプリ開発者にとって、お金だけが最大のモチベーションだろうか?そうとも限らない。別のVisionMobile調査によれば、達成感こそ開発者がモバイル・アプリを作る最大の理由だというのだ。

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「開発者のモチベーション階層」

iFart等のくだらないアプリで元気になる人がいることを思うと、確かに企業向けアプリは消費者向けアプリより魅力が少ないかもしれない。だが開発者も何度か家賃の滞納を経験すれば、収入を求めて企業向けアプリ開発に舵を切るようになるだろう。先述の通り、企業向けアプリ開発にも面白さはあり、全てが退屈なわけではない。確かに母親が自分の開発した企業向けのロジスティックス・アプリを使う機会はないかもしれない。しかし彼女からすれば、自分の息子が消費者向けアプリで一攫千金を目指していつまでも実家に住み着いているより、企業向けアプリを開発して独り立ちしてくれる方がよほど安心だろう。

いずれにしても、モバイル・マーケットはまだ日が浅く発展途上だ。アプリ開発者が、セクシーでクールな消費者向けアプリに惹かれるのも無理はない。しかし、彼等がいつまでも収入を度外視して、消費者向けアプリ開発に情熱を傾け続けることができるかどうかは、また別の問題だ。

トップ画像提供:Shutterstock

 

Matt Asay
[原文]



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