ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

Summer time  Maritime

2015-08-19 09:40:34 | おでかけ

海自のイベントに行った。

炎天下、国防の事など考えていないであろう人の群れは、
イージス艦に、50分待ち。
私は、マニアではないので、
そんなものに並んだりしない。

看板に顔を突っ込んで、自衛官に写真を撮ってもらう。
ピクルス王子とパセリちゃんがいたので、
手をつないで、写真を撮ってもらう。

何と、制服試着コーナーがあった!!
最初から知っていたら、自衛官の顔の穴から、
自分の顔を出す必要なかったのに!!
くだらん事、させやがって!!(笑)

白い制服を着られると思って、コーフンしていたら、
襟元のホックを留め忘れた。
海自の敬礼の仕方も知っていたのに、上手くできなかった。

写真を撮ってもらった人に、
「何枚撮っても、変わらないよ。」
というような顔をされた。

エポレット付の服は、昔から好きだ。
若かったら、もっと似合っていただろう。

手榴弾型のコインケースに、食指が動いた。
リアルなサイズ感が面白かったが、迷ったあげく止めた。

冷水の補給を「呼びかけ」しながら、
延々と「手渡し」していたのが、
さすが、自衛隊だと思った。
体調管理まで、「自衛」なのね。(笑)
汗ダクだったので、すごく有難かった。

自宅で握ったおにぎりを、
シートを敷いただけの、屋根付き休憩所で食べていたら、
体格のいい青年が、ドカドカと、スニーカーのまま上がって来た。

彼は、ポテトを、ひたすら食べていたが、
ちょっとおかしい様子だった。

そう思っていた矢先、
「止めてください!!」と、声がしたかと思うと、
子連れの若い母親が、その青年の手を、振り払っていた。
青年は、何かに怒ったように、
その女性を叩こうと、手を伸ばしていたのだ。

「コワッ。」
私は、このおにぎりを食べるまで、どきたくないと思い、
青年と目を合わせないようにしていた。

「後で、自衛官に言いつけてやろう。」
そう思っていたら、
いきなり青年が、私の前を横切り、
初老の男性のそばに座った。

「連れがいたのか。」
やはり、障害者だったようで、
男性は、青年のリュックにペットボトルを入れながら、
何か話しかけていた。

「お連れの方ですか? さっき、女性にからんでましたよ。」
チクってやった。
「すみません…。」
かわいそうだとは思ったが、危ないものは危ない。
見ていてくれなきゃ困る。

日本人は、危険だと思っても、
平静を装って、その場から逃げようとしない。
そうしているうちに、災難に巻き込まれる。

私も本当なら、
「おにぎりを食べてから。」なんて、思ってはいけなかった。
しかし、ここは自衛隊だ。
誰かが、守ってくれるだろう。(笑)

珍しく、バンドの後方から、演奏会を見る。
コンダクターの顔が見えた。
でも、この人には、何も感じない。(笑)

イージス艦は、15分待ちになっていた。
興味は無いが、見てやろう。

予定していたより、長くウロついていたので、
疲れたが、色々観察できた。
全ての自衛官が、完ペキにマジメというわけではなさそうだ。
そりゃ、そうだよな。

帰る道すがら、
若い母親と小さい男の子が話していた。

「将来、自衛隊になる?」
「ならない。」
「そうだよね。今の時代はねー。」
「死にたくないっ!!」

子供は正直だ。(笑)
イベントだけで、戦争を感じとったのだ。

どうか、私が生きている間は、平和でありますように。
自衛隊のみなさん、よろしくお願いします。

 


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