海自のイベントに行った。
炎天下、国防の事など考えていないであろう人の群れは、
イージス艦に、50分待ち。
私は、マニアではないので、
そんなものに並んだりしない。
看板に顔を突っ込んで、自衛官に写真を撮ってもらう。
ピクルス王子とパセリちゃんがいたので、
手をつないで、写真を撮ってもらう。
何と、制服試着コーナーがあった!!
最初から知っていたら、自衛官の顔の穴から、
自分の顔を出す必要なかったのに!!
くだらん事、させやがって!!(笑)
白い制服を着られると思って、コーフンしていたら、
襟元のホックを留め忘れた。
海自の敬礼の仕方も知っていたのに、上手くできなかった。
写真を撮ってもらった人に、
「何枚撮っても、変わらないよ。」
というような顔をされた。
エポレット付の服は、昔から好きだ。
若かったら、もっと似合っていただろう。
手榴弾型のコインケースに、食指が動いた。
リアルなサイズ感が面白かったが、迷ったあげく止めた。
冷水の補給を「呼びかけ」しながら、
延々と「手渡し」していたのが、
さすが、自衛隊だと思った。
体調管理まで、「自衛」なのね。(笑)
汗ダクだったので、すごく有難かった。
自宅で握ったおにぎりを、
シートを敷いただけの、屋根付き休憩所で食べていたら、
体格のいい青年が、ドカドカと、スニーカーのまま上がって来た。
彼は、ポテトを、ひたすら食べていたが、
ちょっとおかしい様子だった。
そう思っていた矢先、
「止めてください!!」と、声がしたかと思うと、
子連れの若い母親が、その青年の手を、振り払っていた。
青年は、何かに怒ったように、
その女性を叩こうと、手を伸ばしていたのだ。
「コワッ。」
私は、このおにぎりを食べるまで、どきたくないと思い、
青年と目を合わせないようにしていた。
「後で、自衛官に言いつけてやろう。」
そう思っていたら、
いきなり青年が、私の前を横切り、
初老の男性のそばに座った。
「連れがいたのか。」
やはり、障害者だったようで、
男性は、青年のリュックにペットボトルを入れながら、
何か話しかけていた。
「お連れの方ですか? さっき、女性にからんでましたよ。」
チクってやった。
「すみません…。」
かわいそうだとは思ったが、危ないものは危ない。
見ていてくれなきゃ困る。
日本人は、危険だと思っても、
平静を装って、その場から逃げようとしない。
そうしているうちに、災難に巻き込まれる。
私も本当なら、
「おにぎりを食べてから。」なんて、思ってはいけなかった。
しかし、ここは自衛隊だ。
誰かが、守ってくれるだろう。(笑)
珍しく、バンドの後方から、演奏会を見る。
コンダクターの顔が見えた。
でも、この人には、何も感じない。(笑)
イージス艦は、15分待ちになっていた。
興味は無いが、見てやろう。
予定していたより、長くウロついていたので、
疲れたが、色々観察できた。
全ての自衛官が、完ペキにマジメというわけではなさそうだ。
そりゃ、そうだよな。
帰る道すがら、
若い母親と小さい男の子が話していた。
「将来、自衛隊になる?」
「ならない。」
「そうだよね。今の時代はねー。」
「死にたくないっ!!」
子供は正直だ。(笑)
イベントだけで、戦争を感じとったのだ。
どうか、私が生きている間は、平和でありますように。
自衛隊のみなさん、よろしくお願いします。
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