ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

アサハラ焼香

2018-07-18 10:43:21 | Weblog

人の死は、それだけで、気分のいいものではない。
たとえそれが、犯罪者の死であっても。

執行するなら、もっと早くするべきではなかったか。
まだ、解明されていない云々言っておいて、
平成が終わるからチャンチャンって、おかしいだろ。

遺族は、恨んでいた相手がいなくなって、
よけい、むなしくなってしまうかもしれない。

実は私は、アメフト事件の時、
オウムの事を考えていた。

危ない組織だと、反発・脱退で、命を失う恐れがある。
スポーツなら、命令に背いても、殺されはしないだろう。
だったら、断れよって。

しかし、所属している者にとっては、
見せ場を失う事は、「死」を意味するのかもしれない。
人は、居場所を失う事に、不安を感じるのだ。

麻原の死刑執行後の特集を見て、
ふと、思った事がある。
もしかしたら、弟子達は、
あのオッサンを、止める事ができたんじゃないかと。

中川の手紙には、
「麻原は、武装化について行けない弟子には話さない。」とあった。

上祐さんが、麻原との会話で、
「平和的にね。」と言っていたテープを聞いた事がある。
だから彼は、はずされたんじゃないか。

遠藤は、麻原が、「警察ごとポアしちゃえばいい。」と言った時、
「はい?」と、聞き返している。
それは、「マジ? あんた、何言ってんすか?」のようにも聞こえる。

麻原が、命令した事もあれば、
弟子から、進言した事もあったと言う。

そもそも、極秘テープだなんて、
証拠になるようなものを、何で録音しておくのだ?
麻原の、ありがたいお言葉だからか?

井上は、手紙に、
「当時の麻原の質素な身なりと生活、
そして飾らない口調は、とても希有なものに思え、
忘却されつつあった精神や魂の夢を彷彿とさせるものがあった。」と書いている。

そうか。 残念だったな。
弟子がみんなで、止める事ができていたら、
麻原は、居場所の無い人達の、
父親代わりになれたかもしれないのにね。

そもそも、出家してでも、戻りたくない家庭って、どんなだよ。
そっちの方が、気になるよ。

何で、三女のツイッターに、嫌がらせを書くんだよ。

知らないうちに、子供に不信感を抱かせている親。
誰かをたたかないと気がすまない、哀れな人達。

そういう奴らが(いるから)、
オウムみたいな場所を、作り出していくんじゃないの。

組織が不誠実なのは、
言いなりになっている個人の不誠実。

教祖は、弟子に責任を取らせるな!
弟子は、自分が信じた教祖のせいにするな!
(悪く言わなかったのは、新実だけだろう。)

人を殺すという事は、自分も死ぬ覚悟がいるという事だ。
無差別っていうのは、最悪なんだよ。

世の中の、嫌な奴らよ。
あなたの正義は、私の正義ではない。
それでも私は、あなたを知らなきゃならない。

そして、あなたを殺さずに、
ガマンしなけりゃならないのだ。

 


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