9月21日(月)、シルバーウィークを利用して中央アルプスの空木岳(2,864.0m)へ。「うつぎだけ」と読みます。深田久弥先生も「何というひびきのよい優しい名前だろう。もし私が詩人であったなら、空木という美しい韻を畳み入れて、この山に献じる詩を作りたいところだ。」と書き記しています。
現在、アクセス林道が工事中で通行できないため、登山口の駒ヶ根高原スキー場駐車場(約900m)から標高差約2,000mを登らなければなりません。隣りの木曽駒ヶ岳はロープウェイで千畳敷(約2,600m)まで行けるのに… 総距離も20km以上あるので、夜明け前の4時20分にヘッドランプを点けて出立します。山頂までのコースタイムは約8時間です。
池山小屋付近の水場です。ここから先の水場はありません。
マセナギを過ぎるとヤセ尾根の急登が始まります。
木曽駒ヶ岳の至宝、宝剣岳が見えてきました。
樹林帯を抜けると空木岳が眼前に現れます。
手前は駒石です。誰かが登っています。
振り返ると南アルプスの主稜線が…
駒石に到着しました。9時45分です。
結構な大きさです。
木曽駒ヶ岳が近い。
駒峰ヒュッテ、今シーズンは営業していないようです。
間もなく山頂です。ここが一番辛いところ…
振り返ると、駒峰ヒュッテ。
10時25分、空木岳山頂に到着です。6時間以上かかりました。
ベテランの岳人から写真を撮っていただきました。
御嶽山が近い。
南アルプスの稜線上、富士山が顔を覗かせています。(ちょっと分かりにくい…)
帰路、ヤセ尾根を慎重に下ります。下山時に怪我をすることが多いので要注意。クサリ場もあります。
15:00前に登山口に無事到着しました。お疲れさまでした。
総距離21.5km。10時間半の山行になりました。
これで中央アルプスの2座(木曽駒ヶ岳、空木岳)を制覇。明日は北アルプス後立山連峰の雄「五竜岳」に挑みます。