nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

映画 LION ライオン 25年目のただいま

2017-05-24 14:24:41 | 映画・演劇・コンサート
ずっと気になっていた映画 LION ライオン 25年目のただいま が今週いっぱいだということだったので、大慌てで観てきました。
アカデミー賞で全6部門ノミネート、ゴールデングローブ賞でも4部門ノミネートを果たした、実話を基にしたヒューマン・ドラマです。

ストーリー・・・・
インドのスラム街で生まれたサルーは、5歳の時に兄と遊んでいる最中、停車していた電車内に潜り込んで眠ってしまい
そのまま遠くの見知らぬ土地へと運ばれて迷子となる。
やがて彼は、家族と生き別れたままオーストラリアへ養子に出され、25年が経過する。
成人し幸せな生活を送るサルーだったが、インドの母と兄への想いは募るばかり。
人生にポッカリと穴があいているような感覚を抱いてきた彼は、それを埋めるためにも本当の自分の家を探すことを決意する。
わずかな記憶を手掛かりにGoogle Earthを駆使して探していくと、少しずつ記憶のカケラが蘇り
これまで見えなかった真実が浮かび上がってくるのだった…

序盤は、迷子になり試練の繰り返しのサル―の姿が、苛酷なほどに淡々と描かれます。
1980年代のインドは、日本で描かれる戦後の混乱期そのもの。
迷子の少年をさらに傷めつける、劣悪で悲惨な現実。
5歳の少年サル―を演じたサニー・パワール少年のひたむきな熱演に、母性をくすぐられ
この時点で、少年の心中を慮りながらずっと涙腺が緩みっぱなし。
この辺りを実に丁寧に描いていて、物語に深く吸い込まれていきます。

そして25年後、突如として自分のルーツを追い始めたサル―。
義家族や恋人との関係や、彼らに対する心の軋轢を乗り越えて、25年前の記憶を呼び覚ましたどり着く故郷。
生まれ育った場所に降り立ち、母との涙の再会、そしてそこで出会う真実。
感動の大作ではありましたが、前半の丁寧さに比較して、中盤から終盤のかけての描き方がちょっと希薄で
分かりにくい箇所もあり、最後の肩透かし感が否めませんでした。



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