nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

吉田修一 犯罪小説集

2019-05-17 13:19:36 | 本・雑誌・ドラマ
吉田修一の 犯罪小説集 を読みました。
これ読みかけで、3月にレイちゃんの車に忘れ、4月に戻ってきたものの
なかなか続きが読めず、読破にずいぶんかかってしまいました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
田園に続く一本道が分かれるY字路で、1人の少女が消息を絶った。
犯人は不明のまま10年の時が過ぎ
少女の祖父の五郎や直前まで一緒にいた紡は罪悪感を抱えたままだった。
だが、当初から疑われていた無職の男・豪士の存在が関係者たちを徐々に狂わせていく…。
(「青田Y字路」)痴情、ギャンブル、過疎の閉鎖空間、豪奢な生活
幸せな生活を願う人々が陥穽にはまった瞬間の叫びとは?
人間の真実を炙り出す小説集。

青田Y字路/曼珠姫午睡/百家楽餓鬼/万屋善次郎/白球白蛇伝

短篇集ですが、ひとつひとつが何とも重たいストーリー。
なかなか続きが読めなかったのも、そのせい。
ミステリーやサスペンスのドラマや映画で、華麗な犯罪を見慣れているせいか
ついつい、ゴージャスな犯罪を意識してしまいがちですが
世の中の実際の犯罪って、確かにここにあるように
暗くて重くてやるせなくて、動機があるような?ないような?
何故?と聞かれたら、明快な答えが見つからないような
不可解な犯罪が多いんだろうなと思わせる
読後感があまりよろしくない、もやもやした犯罪集です。

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