nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

大門剛明 確信犯

2015-05-09 16:51:10 | 本・雑誌・ドラマ
大門剛明さんの 確信犯 を読みました。
初めての作家さんですが、広島が舞台と言うことで、ちょっと気になって買ってしまいました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
「このおっさんが父さんを殺したんだ!」
広島でおきた殺人事件の裁判、被害者の息子の叫びもむなしく、被告人は無罪となった。
14年後、当時の裁判長が判決を誤ったと告白して殺害され、事態は再び動き出す。
真実を追い求める女性弁護士、政界進出を目指す予備校講師、司法官僚の娘、14年前の被害者の息子。
事件の関係者は広島に集い、衝撃の真相が明らかになる。司法格差の闇をあばく、本格社会派ミステリー!

MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島が度々登場し、広島県人の野球狂ぶりがうかがえます。
やはり広島は、サンフレッチェよりカープなのかな~?と言う感じ。
裁判員制度や法科大学院、法テラス、弁護士増員問題など、司法制度に鋭くメスを入れたストーリーです。
司法がミスをしてしまっても、それを認めるための決定打を見つけるのは容易ではなく、裁判官の責任の重大さをが思い知らされます。
裁判員裁判が始まって長いですが、私の身近で案内が来たり、選ばれたりしたという話もないので
リアルに自分のこととして捉えたことはないですが、実際に選ばれたら辛い体験や決断が待っているんだろうな~と感じます。
ストーリー的には、弁護士が探偵ごっこに走ってしまい、展開が薄っぺらでリアル感がなく
これと言った山場が来ないので、のめり込むタイミングが難しく
むやみに複数の人が死んでしまったりと、読後感はイマイチでした。



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