● この項のタイトル: たくさんのお土産を買ってきました ●
海外へ行くなんて会社の出張でもなければなかなかチャンスは無い。それが現実となっていろいろな経験をさせていただいた。
他のページでも触れたが餞別を戴いた人もいて、たくさんのお土産を買ってきた。その数73人分。
いろいろあって書ききれないが子供たちには特別な気持ちでお土産を選んだ。
何しろホームシックにも掛かった私だが妻にも子供にも会いたい気持ちが高ぶっていた。特に前の年に生まれた次女のことが心配だった。ホテルの部屋で帰国の日をカウントダウンするように毎日カレンダーの日付を塗りつぶしていた。
お土産を揃えるのに苦労したが妻には英国のウェイジウッドのネックレスと帰りのアンカレッジで腕時計を買った。
長男には車の模型や飛行機の本、二階建てバスのオモチャを、長女にはスコットランド風の可愛い子供服を、次女には同じくスコットランド模様のマフラーを買った。
帰国時、羽田空港で思いがけない光景を見た。
入国審査が終わり、待合ロビーに行くと出迎えるたくさんの人でごった返していた。
その中で、ねんねこ半纏に子供をおぶった女性がいた。今時このような姿を見るのは珍しいことだった。
だがその女性は私の妻だったのでびっくりした。まだ一歳にもならない次女と共に出迎えてくれた。逢うのが楽しみだったが、次女はねんねこ半纏の中ですやすやと眠っていた。
その時の時間は忘れたが、空港から自宅まではタクシーで帰った。その頃、会社からは海外出張時は空港から自宅まではタクシー利用が認められていた。
家に着いて 「やっと帰ってきた」 と、実感、無事に家族と会えて安心したが、お刺身と熱燗の日本酒の美味さを満喫した。
この出張でいろいろな想い出と知識を貯えることができた。生涯でもう二度と経験することの無いような貴重な経験をすることができた。
こうして私にとっては素晴らしく得ることが多かった英国出張が終わった。
探していた当時のパスポートが見つかった。今は入出国審査も変ったことでしょうが、当時の羽田とヒースロー空港の押印を見て懐かしく想い出しました。
この日記も今日で終わりです。
あまり縁の無い内容の 「イギリス in 1977」 の日記でしたが、皆さんからたくさんの拍手やコメントを頂き、有難うございました。
(この項終わり)
日記が終わりの今日は当時のパスポートと羽田空港とヒースロー空港での入出国審査の押印をアップしました。
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