継続の法則 自助努力のススメ 公認会計士 内藤勝浩のブログ

目標、正しい理想に向かってコツコツ自助努力を継続する人を応援するブログ

勉強の成果があがらないときの考え方

2013-03-23 06:57:40 | 受験・学校

44歳で地方銀行を退職して、49歳で公認会計士になった51歳のオッサン公認会計士です。
今回は、勉強を継続しているのに、なかなか成果がでないようなときの考え方について、拙著「意思が弱い人のための勉強を続ける技術」の内容にそって、説明させていただきます。
(1)  勉強の成果が出るまで、自分に言い聞かせること
l  継続の法則の考え方 24 努力を継続した成果は、ある時点を超えたときから一気に表れる。
l  継続の法則の考え方 20 努力を継続すれば必ず成果は出る。
 
勉強の成果が出るまでには、一定の時間がかかります。しかし、その時間が過ぎたときから、多くの成果が表れるようになります。これは、多くの書籍に書かれていることであり、私も、そのことを実感しました。(拙著にも書いています。)
 
私の場合、地方銀行に入行するまでは会計の勉強をしたことが全くなかったため、「会計の基礎感覚」というものができていなかったと思います。だから、この「会計の基礎感覚」ができるまでに、相当の時間がかかりました。
 私は、地方銀行に勤務中に日商簿記1級と建設業経理事務士1級に合格しましたが、合格するまでに、67年かかったと記憶しています。一緒に勉強した同僚の方が先に合格してしまい、悔しい思いをしました。先に合格した同僚には、既に、「会計の基礎感覚」ができていたのだと思います。
 この勉強の成果が出るまでの期間は、人によって違いますし、何を勉強するかによっても違います。もし、勉強を継続しているのに成果がでない場合は、「現在、会計の基礎感覚が少しずつできている、」「自分は着実に成長している。」「成果は必ず出る。」と自分に言い聞かせて勉強を続けることだと考えます。
l  継続の法則の方法 3 成果を確認する。
l  継続の法則の考え方 9 目標達成だけが、努力を継続した成果ではない。
 
もう一つ、勉強の成果は、試験に合格すること、模擬試験の成績が上がること等が考えられますが、それだけではありません。
 
私の場合、模擬試験の成績は上がらない。制限時間内にはできない。そのようなことを繰り返しました。いわゆる勉強の成果が見えない状態です。でも、模擬試験を繰り返すうちに、ある変化に気が付きました。それは、答え合わせの時間が段々と減っていったことです。解答時間も減らないし、成績も上がらない。でも、答え合わせの時間は減っていったのです。周りから見れば、この成果は見えません。でも、自分には分かります。この答え合わせの時間の減少は、私にとって大きな成果でした。自分は着実に実力がついていることを実感できたからです。
 何か、自分自身にしか分からない成果がないか、もう一度確認してはどうでしょうか。つまらないことでも、自分が成長していることが分かる変化を見逃さずにキャッチして、それを継続する意欲に変えていってください。
(2)  勉強法の見直し
l  継続の法則の方法 10 情報を集めて、考えて、自分に合う「正当な努力」を求める
l  継続の法則の方法 2 反省・工夫する。
 
勉強の成果がでない場合に自分を励ますような考えを持つことは大切です。それと同時に、勉強の方法についても、反省・工夫が必要だと考えます。詳しい勉強法は次回述べさせていただきますが、やみくもに勉強方法を変えるのではなく、一度決めたら一定期間その方法を続けることをお勧めします。
(3)  会計の重要性
l  継続の法則の考え方 23 階段をイメージする。一段一段上っていく自分と、その階段の先にある目標や理想を強く意識する。
 
会計とは「企業の経済的実態を表す道具」だと私は考えています。企業には、多くの人が勤務する会社等の民間企業、国、県、市町村等の公的組織体、家計といったものが含まれます。つまり、会計はあらゆるところで使われているのです。ですから、人生において、会計が役に立つ機会が多いと思うのです。仮に、目標を達成できなくても、会計の知識は、いろいろな場面で役に立たせることができます。会計のプロでない職種から会計のプロに転じた私、数多くの中小企業、大企業、専門家、サラリーマン、個人のお客様等を見てきた私が言うんですから間違いありません。
 だから、現在の勉強の時間は、貴重な経験をしていると信じて頑張ってください。
 右のウェブページから継続ツール、365日継続記録表、365日勝敗表がダウンロードできます。ご自由にお使いください。左の本のリスト、拙著「意思が弱い人のための勉強を続ける技術」もよろしくお願いします
 このブログを読んでくれた方が、努力を継続して、より良い人生を感じてくれれば、最高です。では、また。