先週、水曜「辻野剛さんのアトリエ」に出かけてきた。
大阪府和泉市にある吹きガラスこうぼう「フレスコ」。
大阪府和泉市小野田町259
工房は和泉の山の中、なんにも周りにない、ほんの少し人里離れた場所に。
なんでもこのあたり、野生のイノシシから雉、鷲、そして工房前にある大きな池にはホタルも見ることが出来るのだとか。
今年のホタルは終わってしまったとのことだったけど、大自然に包まれた絶好のロケーション!
和泉市は大阪府南部に位置します。
辻野さんと工房の方の作品が展示、販売されているショールームを見て、併設されたカフェで、の~んびりお茶してきたのですが、ショールームもカフェも(器に作品が使われているということで)撮影禁止・・・残念。
作品はどれも、イタリアンテイスト(って勝手に私が感じた)な感じ。
北欧風とも思える、少し前の時代を思わせる色使いやカタチもあったかな?とにかく印象的な器が多かった!
絵にしてといわれると今なら、描けそう!上手く描けるかは・・・なんともですけどね~~!笑
綺麗でしょ~~!ほんまに綺麗!ガラスの色見本。
全色、色見本の「プレート」だけでも作ることが出来ればそれでいいな!笑
↑の画像の一枚目右にあるのが、常時1200度をキープする溶鉱炉(であってるのかな?)。扉を開ける(左にスライド)と「ゴ~~~~~~」という凄まじい「音」で、温度が下がることに抵抗して温度を上げるらしい。とっても賢い「優れもの」。
二枚目の丸く火が見えている溶鉱炉も、ほぼ同じ温度で一年中、火を落とすことなく稼働しているとのことだった。
そこで!体験教室を体験するための体験!笑 丸いほうに近づくことにした。
1200度ですよ!一メートル以上離れていても顔が、肌が、たまらなく熱い!居続けることが困難!熱い!
でも・・・こんなに離れていては何も作業が出来ないわな~~~(と思い)・・・どこまで近づくのですか?と聞くと、
ここまでと。
はい。ではそこまでと。近づいてみた!
距離でいうと・・・溶鉱炉より離れること50センチから60センチ位。
教わった先生が↑が手にされている吹く棒(?)の長さは約1メートル20センチほど。
黒く焦げた部分までガラスを付けて溶鉱炉にいれるので、とにかく鉱炉50センチから60センチ?(もう少し余裕あったか?70センチ?)近くまで、めっちゃ熱いのを辛抱して、身体を近づけないと何も始まらない。
めちゃくちゃ熱い~~~!
ここに一体!何分いないといけないんですか~~~!
「2分」はかかります。
とっても華奢な可愛い先生が「吹き棒」を持ちながら笑顔で答えてくれた・・・
回して、回して、吹いて回して2分かぁ・・・1200度の前に(近くに)「2分~~~~!」
今、夏だから熱い?冬場ならどお?
うわ~~~!冬でも私には無理かも~~!!
テレビの番組なんかで、タレントさんが吹きガラス体験なさっているのを見たことあったけど!みなさんすごい!
あの熱さを「とりあえず2分」クリアーなさってるなんてね!
この道具類は伸ばしたり、引っ張ったり、曲げたり切ったり「カタチ」付けるときに使うものだそうです。
黒いグロテスクなのは「新聞紙4枚」を半分に折り畳んで最終この大きさになるまで何度も折り畳んで作ったもの。
それを水に濡らしガラスの表面をすくうようにして形を作るときに使うのだそうです。ガラスの表面にくっつくことなく数度の仕様に耐える優れた道具の一つになるそう。紙もすごい。
様々な手法も教わることが出来、こちらではマンツーマンの指導もしていただけるとの事。
一ヶ月28000円のお月謝で月4回、数か月目からは「出来上がり作品」も楽しみになるそうです。
面白そうです!
あの熱さに2分間!クリアーできるようになるのでしょうか・・・
ああ。ほんの数秒しか・・・立っていられなかった・・・
夫が、「冬ならいけるんちゃう・・・」
どうでしょうか・・・変わらんと思ってしまうのですが・・・
1200度体験は想像をはるかに大きく超えるものだったのです・・・
どうでしょう・・・
気合いが・・・気合いだ・・・・気合いで2分だ!
話題に上がった雉に見送られました・・・というか道路を悠々と横断!
お山に帰るの~~~~?
※30日追記
朝、目覚めとともに思い出す。工房に数基、巨大な扇風機が置かれていた事を。作業中はそれを回すとおっしゃってた。
体感温度は和らぐらしいです。