3Dプラスターモデル 「木製給水塔」の取扱いポイント

2014-04-30 | 3Dモデリング
追加で、プラ用塗料をスプレーした写真をアップしました(2014/4/30)


3Dプリントの話題です。プラスター製着色済モデルの特徴や取扱い方法などをまとめました。

◇色合い
色ムラがあったり、面ごとの色調が均一でないことがあります。カラープリントという意味では普通のインクジェットプリンタと同じです。ただ3Dではまだまだ解像度?が低く、RGBなりYMCKのバランスが不安定?なため、そのようになることがあります。

◇強度
試しに70cmのテーブルから床へ何度も落としてみたところ、全く割れませんでした。プラスターに接着剤を染み込ませて固めてあるため、想像よりも強度はあります(万が一割れても補償はありませんので取扱いにはご注意ください)。
ただ青丸のように、ボルト表現などの極小パーツが欠けていることがあります。製造時の接着剤を染み込ませる前の段階で取れてしまうことがあるためです。これらは良品扱いとさせていただきます。



◇着色剤(塗料)
水性のため長時間水に漬けると色が抜けます。写真の青線から下半分は一晩水に浸けておいた状態です。このような使い方をすることもないかと思いますが、レイアウトなどでジャブジャブの木工用ボンドに浸かるような使い方は避けたほうが無難です。水に浸かった部分は柔らかく脆くなり、反ったり割れたりすることがあります。

◇加工
強度はそこそこありますが、プライヤーなどを使ってバキっと割ったり糸鋸で切ったりすることもできます。緑丸のように接着剤でくっつけることもできます。少々見づらいですが写真の赤丸のように表面だけでなく断面にも1mm分くらいは色が付いています。
また、表面はプラスチックのように荒めのヤスリやペーパーで削ることができます。削った場合は白っぽく粉がまとわり付いたような状態になります。

◇経年変化
素材がプラスターですので変形はほとんどないようです。色は普通のプリント写真と同じように永年のうちに退色するそうです。これらは作成工場でのヒアリング結果です。何ヶ所かの工場で4~5年物のプラスターモデルをチェックしましたが、いずれも変化は見られませんでした。(注)


以上、鉄道模型用として気づいた点をまとめてみました。線路脇に並べて楽しむのであれば、特に留意点はありません。エアブラシやパステル粉などでお好みの色調へ変えることもできますので、製品をベースにその様にもお楽しみいただければと思います。


(プラ用塗料をスプレーした状態。基礎部分は試験的に折り取ったものです。製品として折れていることはありません。)



注.変化があった場合も補償等はありませんのでご了承ください。




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