農業じゆう人

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今冬の鍋、財布もホッと

2023年12月01日 12時41分26秒 | 話題
  気温が下がってきて鍋料理のシーズンとなってきた。 鍋料理に使う食材は昨年と比べて
  値下がりが目立つ。 水産物は中国による禁輸の影響などで、ホタテやサケの国内流通が
  増えており、カニも漁が順調で安くなりそう。 猛暑の影響で高騰していた野菜も価格が
  下がり始めた。 物価高のなか、今年は家族で囲む鍋に少しお得感が出ている。

  海鮮鍋は例年より手ごろな価格で味わえそうだ。 ホタテは福島第1原子力発電所の処理
   水放出を巡る中国の禁輸措置の影響で、国内向けの供給が増えた。 東京都卸売市場で
   の取引価格は足元で前年同時期と比べて3割安くなっている。 スーパーの店頭ではボ
   イルされたホタテが100㌘350円前後で並んでいる。 昨年と比べると1割ほど安
   い。 人件費や物流コストなどが上がったことで、卸値ほどは下がっていないものの、
   都内のスーパーの担当者は「価格を据え置いて1パックあたりの内容量を増やすことも
   している」と話す。
 サケは昨年、北海道で大漁に水揚げされた影響
 で冷凍品の在庫が多かった。加えてホタテと同
 様に輸出が鈍った。卸値は前年同期比3割安と
 なっている。これから店頭に並びだすカニも価
 格が下がりそう。タラバガニはロシアからの輸
 入が大幅に伸びた。これまでロシア産は米国で
 多く消費されてきたが、ウクライナ侵攻をきっ
 かけに米国が昨年3月にロシア産水産物の輸入
 を停止。日本に多く流れてきている。

  貿易統計によると、冷凍タラバガニの輸入価格は今年1~9月で1㌔約3300円。 
   ウクライナ侵攻前の21年と比べると3割下がっているという。
  国内で漁が本格化しているズワイガニも、今年は資源量の回復を受けて漁獲枠が広がっ
   た。 産地での水揚げは順調で、年末に向けて買い求めやすくなりそうだ‥?

  すき焼きやしゃぶしゃぶの主役、牛肉は国産の価格が比較的買いやすい。 飼料高など
   を背景に生産コストは上がっているものの、物価高のなかで需要が鈍く、国内の在庫
   が積み上がってきていた。 在庫高の解消を図るために、店頭では価格を抑制する動
   きが出ている。 都内のスーパーでは、すき焼き用の和牛肩ロースが100㌘800
   円ほどと、昨年同時期と比べると1割安い。

  あらゆる鍋料理に欠かせないハクサイは東京都中央卸売市場での卸値が11月中旬時点
   で前年同期比1割安の1㌔53円。 主産地の茨城県産の出荷が順調に進んでいる。
   都内のスーパーではハクサイの2分の1カットが110円ほどで販売されていた。 
   担当者は「昨年より少し安い。 しばらく同水準が続きそう」と説明している。

  一方で、値上がりしている食材もある。 タラは今年、水揚げが少なかった。 卸値は
   生のタラが1㌔1500~1600円程度で、昨年比5割高。 ネギも東京市場での
   卸値が1㌔471円で前年比79%高。 関東の産地では猛暑で細くなったり生育が
   遅れるなどの影響がなお残っているようだ。

  都内のスーパーの担当者は「鍋料理はコスト的に家計に優しく、関連食材はこれから売
   れ筋。 できれば、これから可能な限り価格を下げたい」と話している。 11月に
   入って鍋つゆの特設コーナーを設けた。 全体的に価格が下がったことで「鍋料理の
   需要が伸びており、関連食材の売れ行きは好調だ」と手応えを感じているという。
  これから寒さが一段と増せば、私たちもスーパーも鍋料理を考えるようになるでしょう。

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