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特殊詐欺、電話機で防ごう

2021年07月27日 12時43分20秒 | 話題
  言葉巧みに不安をあおり、現金やキャッシュカードをだましとる特殊詐欺。
  老後資金への不安も根強いなか、被害者の8割以上が65歳以上のシニア世代だという。
  専門家によると、犯人との「最初の接点」となる電話機が被害防止の鍵を握るという。

  警視庁によると、2020年に警察が把握した特殊詐欺被害(法人を除く)のうち、65歳
   以上が85.7%を占めているという。  一方、被害者を欺く手段として最初に用いら
   れたツールは電話が86.9%だったそうだ。
  携帯電話やスマートフォンが普及しても、シニア世帯の固定電話離れは進んでいない。
  総務省の通信利用動向調査(20年)によれば、家庭全体での固定電話の保有率は68.1
   %だが、世帯数が65歳以上だと91.7%に跳ね上がるそうだ。

  公益財団法人の全国防犯協会連合会(全防連、東京・文京)代表理事兼専務理事の“田中さん”
   は「いったん電話に出てしまい、焦らされると冷静な判断ができなくなる。 それなら
   ば、最初から電話に出なければいい」と指摘。迷惑電話防止機能付きの電話機や外付け
   タイプのフィルタリング機器の活用を勧めている。
    
  非通知やユーザーが登録した番号の着信を拒否する機能が代表的。(私共はこれです)
  データベースに迷惑電話として蓄積された約3万件の番号を遮断するフィルタリング機
  能内蔵の機種もある。 データベース更新のため別途通信料が月300円程度発生する
  が、システムを提供するトビラシステムズによると、リストは警察や自治体からの情報
  提供などに基づき日々更新されるという。 着信拒否と同様の水際対策として「警告」
  の機能もある。 着信音が鳴る前に、通話が録音されることを相手に伝える。 コール
  センターなどでオペレーターが出る前に流れるアナウンスのイメージ。 「詐欺被害防
  止のため」などと明言する場合もあれば、単に録音の事実を伝えるだけの場合もあるが
  いずれにせよ、後ろめたい相手は電話を切ってしまうというわけです。

  これらの機能については、福岡県警が実施した実証実験で一定の効果が確認されている。
  65歳以上の居住者がいる県内1322世帯に外付けタイプの機器を貸与して調査した
  ところ、迷惑電話が「なくなった」「減った」との回答が89%に達したそうだ。 県
  警犯罪抑止対策室は「犯人は声が記録されるのを嫌がる。 接触しなければ被害に遭う
  こともない」と効果を強調している。

  着信音と同時に「迷惑電話にご注意ください」などと注意喚起する機能もある。 電話
  帳機能との併用が前提だが、登録している相手ならディスプレーに名前まで表示してく
  れるので、受話器を取る前に確認を促す効果も期待できる。 着信ランプの色で識別さ
  せてくれる機種もある。 登録していれば緑、登録していなければ赤。 信号の「進め」
  と「止まれ」のイメージだ。

  大手家電メーカーの迷惑電話防止機能付きの商品はたくさん販売されています。
  一定の機能を備え、全防連が認定した「優良防犯電話」に代金の一部を補助する自治体
  もある。 全防連や自治体のホームページで対象機種や制度を確認しておこう。
  ただ、録音など一部の機能を除き、いずれも相手の相手の番号を表示するサービスの契
  約が必要となります。 NTTの場合、初期費用として2200円の工事代金とサービ
  ス月額440円(INS電話は同660円)がかかる。

  「実家の電話が昔のまま」といった人も少なくないだろう。 シャープの調査では、電
   話機の買い替えサイクルは「10年以上」が62.5%、買い替え理由は「故障」が
   65.3%を占める。 一方で「電話機代は数百万円の詐欺被害を防ぐための保険料」
   (全防連の田中専務理事)という発想もある。 
   老後の不安を払拭する意味でも「電話機による防犯」を検討する余地はありそうです。

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