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アトピー治療 ここまで進化

2024年03月26日 12時38分16秒 | 健康
  アトピー性皮膚炎(以下、アトピー)はステロイド外用剤による治療が基本であることに
  変わらないが、ステロイド剤は長期間の使用によって皮膚が白っぽくなる菲薄化が
  起きたり、重症患者への効果が不足したりする問題があった。 しかも、2018
  年のデュピルマブの登場以降、アトピー治療は大きく変化した。

  ステロイド外用剤と並んで使用されるタクロリムス外用剤は皮膚の菲薄化などの副
   作用が起こりづらい。 一方、使用後のヒリヒリ感が問題となることがある。
 これに加え、新たにデルゴシチニブ軟膏と
 ジファミラスト軟膏が近年登場した。これ
 らの薬剤はステロイドやタクロリムスとは
 使用のしくみが異なり、前述の副作用が起
 こりにくい。これらの軟膏は幼児期から使
 用可能なのも特徴で、それぞれ生後6か月
 3カ月から使用できる。
  ステロイド外用剤で効果が不十分な場合、新たに内服薬と注射薬の使用が可能とな
   った。 内服薬はバリシチニブ、ウパダシチニブ、サイバインコの3種類が登場し
   た。
  これらはJAK阻害剤と呼ばれるもので、皮膚の炎症とかゆみに迅速に効果を示す。
  ただし、投与時には採血やレントゲン検査が必要で、これらの薬剤を使用可能な施
   設は限られる。

  注射薬に関してはデュピルマブ、トラロキヌマブが登場した。 デュピルマブは2
   週間ごとに注射で投与する。 皮膚の炎症を抑える効果が高く、副作用も少ない。
   一部の患者に結膜炎が出現することがあるが、採血やレントゲンの検査は不要。
  デュピルマブは最近、生後半年から使用可能となった。 ネモリズマブは13歳か
   ら使用可能であり、月に一回の注射治療だ。 トラロキヌマブはデュピルマブと
   類似した作用効果を持つ。
  現在、別の新薬の開発も進行中だそうだ。 アトピーで困っている人はぜひ皮膚科
   専門医に相談することが一番のようです。

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