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市販薬乱用 若者むしばむ

2024年03月18日 12時41分42秒 | 地域
  風邪薬など市販薬を過剰摂取する「オーバードーズ」が若者の間でまん延していると新聞で読んだ。
  これが原因と疑われる20代以下の救急搬送は2023年1~6月で2602人と、全体の半数近
  くを占める。 SNSの影響もあるとみられ、生きづらさを抱える若者の精神面のケアや啓発が必
  要となる。

  「せき止めの薬を多量に飲んだ」。 23年12月14日朝、東京都足立区の路上で20代の男性
   と10代後半の女性が倒れているところを発見された。 女性は一時、意識不明の状態となった。
  その前日には、東京都目黒区の小学校で女児児童が2人が体調不良を訴えて搬送された。 校内に
   持ち込んだ市販薬を過剰に摂取していた。
 総務省消防庁などによると、医薬品の過剰摂取が原因と
 疑われる10代以下の救急搬送は22年は1520人を
 数え、集計を取り始めた20年から4割超増えた。23
 年は上半期で860人と、22年を上回るペースだ。
 20代はさらに多い1742人で、同様に22年を超す
 ペースとなっている。 過剰摂取の広がりにはネットが 
 影響しているとみられる。「OD(オーバードーズ)界隈」
 「パキる」。SNSの投稿にはこうした言葉とともに、
 大量の錠剤の画像が並ぶ。摂取した医薬品の量や摂取後
 の自覚症状を詳細に記した投稿も散見される。

  薬物乱用防止の出前授業に取り組む新潟薬科大の"城田助教"によると、大麻など違法薬物の使用
   は興味本位が目立つ一方、市販薬の過剰摂取は悩みや生きづらさから逃れようと行う場合が多
   いという。 国は対策に動き出した。 乱用の恐れがある市販薬をめぐり、厚生労働省の検討
   会は23年12月、20歳未満の若者が大容量製品や複数個を購入するのを禁じる販売制度見
   直し案を取りまとめた。 依存性がある6成分を含んだせき止め薬や風邪薬などが「乱用等の
   おそれのある医薬品」に指定されている。 現行法では中高生らが購入する際は、薬局側が購
   入者の氏名や年齢を確認。 複数購入するなら理由を聞くことも義務付けている。
  見直し案はこれをさらに強化。 20歳未満によるこうした薬の購入は小容量の製品1個に限定
   する。 薬局側が氏名などを写真付き身分証で確認し、購入履歴を保存することも盛り込んだ。
   20歳以上でも複数個・大容量の購入では同様に確認する。 同省は専門部会での議論を経て 
   医薬品医療機器法の改正を目指す。

  新潟薬科大の城田助教によると、過剰摂取に依存する若者の多くが学校生活や家庭環境などで生
   きづらさを覚えていると言い「精神保健福祉センターの窓口につなげるなどのケアが欠かせな
   い」と強調している。 そのうえで「過剰摂取できない環境を整えても生きづらさが残り、別
   の自傷行為や自殺につながるリスクがある。 医療現場では悩み相談に乗ることが重視されて
   おり、教育現場や家庭にも適切な向き合い方を啓発することが重要だ」と話している。
    何やかや言っても一番は「親」が重要な役割を持っているのではないでしょうか。

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