中川幹事長はウソつきである

2007年06月24日 | Weblog
自民党の中川幹事長は自分のホームページのタイトルに『小さな政府、大きな未来』と書いているが、ウソである。

02年10月 雇用保険料引き上げ                4,434円

03年 4月 政府管掌 健康保険料引き上げ          20,820円
03年 5月 酒税(ワイン・発泡酒)増税             3.650円
03年 7月 たばこ税の増税                   7,300円

04年 1月 配偶者控除 上乗せ部分の廃止(所得税)    30,400円 
04年 3月 介護保険料の引き上げ(政管健保加入者分)    4,719円
04年10月 厚生年金・共済年金 保険料引き上げ        7,593円
 
05年 3月 介護保険料の引き上げ(政管健保加入者分)   3,003円
05年 4月 雇用保険料引き上げ              4,050円
05年 6月 配偶者控除 上乗せ部分の廃止(住民税)    14,000円 
05年 6月 住民税均等割の増税               500円
05年 9月 厚生年金・共済年金 保険料引き上げ      7,593円

06年 1月 定率減税の縮減(所得税)           6,500円
06年 6月 定率減税の縮減(住民税)           3,700円  
06年 7月 たばこ税の増税                10,950円
06年 9月 厚生年金・共済年金 保険料引き上げ       7,593円

07年 1月 定率減税の廃止(所得税)            6,500円
07年 6月 定率減税の廃止 (住民税)            3,700円
                       合計  14万7,005円の負担増

   (コイズミ内閣が決定した、モデル家庭負担増)
                         とむ丸の夢さん参照

2002年以降、これだけの負担増になっている。小泉内閣の頃、竹中も「小さな政府」を頻繁に口にしていたが、事実は逆行している。
私は個人的には反新自由主義、市場原理主義の立場だが、これではハイエクもフリードマンもびっくりの増税ぶりである。中川幹事長が「小さな政府」を唱えるのなら、本来減税があってしかるべきである。
現実には、このままでは『大きな政府、小さな未来』しか待っていない。
また、小さな政府=効率のいい政府、大きな政府=効率の悪い政府論に騙されてはいけない。これから選挙が近づくにつれて、特に田原総一朗あたりが、単純な二項設定の議論を与野党の政策責任者にさせるだろうが、私たち視聴者は惑わされてはいけない。

 過去エントリー『市場ですらない
 必読記事『新自由主義なんてない』(A Tree at easeさんの記事より)