仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

パニック・トレイン

2017年10月26日 | ムービー
『パニック・トレイン(原題Last Passenger)』(2013年/オミッド・ノーシン監督/イギリス)を見た。
物語は、「ある夜。医師ルイス・シェーラー(ダグレイ・スコット)は、7歳になる息子マックス(ジョシュア・ケイナマ)と2人、ロンドン発タンブリッジ・ウェルズ行きの列車に乗り込んだ。帰宅は深夜の予定だ。列車は何駅かに停車したが、ルイスは列車のすぐ近くの暗闇に倒れている人を見つける。車掌に伝えようとするが、さっきまでいた車掌が見つからない。やがて、列車は乗客を乗せたまま暴走を始め・・・」という内容。
ルイスはシングルファザーのようで、ロンドンまで出かけて観劇を楽しんだり、意識してマックスとの時間を作っているようだった。
元気いっぱいのマックスは、乗車したばかりのサラ・バーウェル(カラ・トイントン)のコートにコーヒーをかけて汚してしまったりもするが、その相手が優しい人で助かった。
近くの席に座っているような気難しそうな女性だったら、大きなトラブルになっていたかもしれないところだ。
(^_^;)
おやっと思ったのは、彼らが座っている対面式の座席の間にドアがあったこと。
あれは非常口ということなのだろうか。
子供の体重が加わっただけで、走行中でも簡単に開いてしまうのには驚いたのだが、その辺りの整備は別として、イギリスの列車はそのような構造なのだろうか。
また、面白かったのは子供とじゃんけんをして遊ぶエピソード。
それはまったく日本のじゃんけんと同じの"グーチョキパー"だったことに「おー!!」と思わず声が出てしまったのだった。
(^。^)
ポーランドからの移民ヤン・クリモウスキー(イド・ゴールドバーグ)や、概ね他人の意見には否定的に対峙するいかにも辛気臭いイギリス人といったピーター・カーマイケル(デイヴィッド・スコフィールド)など、6人の乗客を乗せて暴走するローカル線の列車が舞台の物語なのだが、遮断機が下りない小さな踏切で乗用車が大破するなど地味に驚かされる場面もあったりして、そこそこ面白かった。