仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ロンドン・ヒート

2018年12月08日 | ムービー
『ロンドン・ヒート(原題The Sweeney)』(2012年/ニック・ラヴ監督/イギリス)を見た。
物語は、「ロンドン警視庁犯罪捜査部(CID)に属する、優秀な者のみを集めた特別捜査チーム、通称スウィーニー。今回は、情報屋ハリー(アラン・フォード)のたれ込み情報から、50万ポンド、クルーガーランド金貨、金塊などを狙って倉庫に押し入った武装強盗を逮捕した。しかし、あまりにも規則をないがしろにするリーダーのジャック・リーガン警部(レイ・ウィンストン)を快く思わない内部監察部アイヴァン・ルイス捜査官(スティーヴン・マッキントッシュ)による内部監察を受けることになり・・・」という内容。
聞き込み捜査中も「俺の管轄で楯突くな」と言いながら、相手を投げ飛ばしたり、強引な捜査を続けるリーガン。
だが、一番厄介なのは、リーガンと不倫関係にある部下のナンシー(ヘイリー・アトウェル)がルイス捜査官の奥さんであることだ。
ナンシーは、「夫とはうまくいってなくて、ただ一緒に住んでるだけ」と、同僚のジョージ・カーター(ベン・ドリュー)夫妻との食事会でついに告白したし、リーガンは「一緒に店を始めてもいいし、お前のためなら何でもできる」と、二人とも後戻りする気はさらさらない。
事件現場で強奪されなかったはずの金塊が、情報提供者のハリーに報酬として渡されたり、組織というよりもリーダーのリーガンに随分と問題があるようだ。
せっかくの良いシステムなのに、個人の資質のせいで解体の危機にさらされるだなんて、もったいない。
これは、1975年から1978年までテレビで放送されたドラマ『ロンドン特捜隊スウィーニー』のリメイク版とのこと。
30年以上も経ってから映画化されるだなんて、根強いファンが多いということなのだろうか。
まぁ、それなりに面白い物語ではあった。