仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

顔のない天使

2018年03月18日 | ムービー
『顔のない天使(原題The Man Without a Face)』(1993年/メル・ギブソン監督)を見た。
物語は、「1968年の夏。ノースタッド親子は避暑地で休暇を過ごしていた。12歳のチャールズ(チャック/ニック・スタール)と姉グロリア(フェイ・マスターソン)、妹のメグ(ギャビー・ホフマン)はそれぞれ父親が違う兄妹で、仲が悪く、特にチャックは一人孤立していた。一刻も早く自宅から出たい一心で士官学校への進学を希望したが、合格することができずにいた。なんとしても追試を受けたいチャックは、元教師だというジャスティン・マクラウド(メル・ギブソン)の存在を知り、個人指導を依頼するのだが・・・」という内容。
マクラウドには誰にも詳しく知られたくない過去の記憶があるようで、身を隠すようにして海岸の家に住んでいる。
顔の右側がやけどのような大きな傷で覆われていることから、それも原因なのかもしれないが、買い物をするために町へ出かけるのも夜になってからのようだ。
チャックがそんなマクラウドを知ったのはまったくの偶然だったが、複雑な家庭環境の中で育ったからか、チャックは嘘つきな性格で、どうにもひねくれている。
時分から教えを乞うた先生だというのに、陰では「バケモノ」と呼んでいたし、母親に個人指導を受けていることは内緒にしながらも、マクラウドには母親には了解をとったと伝える。
マクラウドは自分の指示を聞かない自分勝手なチャックのことを「愚かな少年」と呼んだが、それプラス「迷惑な少年」でもあるのだ。
(^_^;)
仁左衛門の知人に、「道を聞かれたら必ず嘘を教える」という人がいたが、嘘をついて「ひひひひ・・・・」と一人で笑っている人の性格というのはホント理解できない。
(-_-;)
チャックというどうしようもない"ガキ"が主人公なので、周りの人達は随分と振り回されることになる。
あまり好きになれない物語だった。